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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
249/527

M-242 パワーチャージ


パワーチャージ

スティックはもう使いません




「はい」

「なんだよ、このスティック……の残骸は」

「斧戦士さんが壊したの」

「まあ、そんなに泣くなよ……」


 慰めに移行する舟長である。


「ぐすん。お手製だったのに」

「今度新しいのオリハルコン製で作るから」

「だからワープして急に会話に入るのやめろ。あとオリハルコン使うのもやめろ」

「誰か分からないって? 斧戦士さんです」

「いいからもう帰って。あと絶対作るなよ!」


 舟長に返事をしないまま帰ってしまう斧戦士。

 今回は魔法使いの涙に誘われて出てきただけで、舟長がどう叫ぼうとどうでもいいからだ。

 放置された舟長はオリハルコンの在庫を確かめている。

 とりあえず、減っていないようだ。


「まあ、スティックはもう使わないからいいんだけどね」

「あっそう」

「今度の魔法はこれ!」

「なになに。字が汚すぎて読めないぞ」

「エナジーフォース!」

「ぐえっ」


 舟長は、魔法使いの唱えた無属性魔法によって倒れた。


「剣士、いる?」

「剣士ならいないけど、アサシンちゃんならいるよ?」

「じゃあ、アサシンちゃん、ちょっと手伝って」

「いいよー。ありゃ、また舟長が死んでる」


 蘇生する人の身にもなってよねー。

 そう言いながら、アサシンは舟長の死体をリビングに片付けた。


「じゃあ、この装置を付けたまま、ちょっと戦闘してみて」

「オッケー!」


 攻撃する度にたまっていくゲージ。

 フル満タンになったとき、丸いゲージがピカリと光を放った。

 チャージ完了だ。


「よし、アサシンちゃん。ゲージを選択してアクティブにするんだ!」

「こうかな。おっ、光ってる」

「スキルを放って!」

「分かった! アサシンレイズ!」


 チャージの効果は。

 即死率100パーセント。

 アサシンのダガーは敵の喉元をえぐり、死に至らしめた。





魔「パワーチャージを使うと、たまったゲージを使って、技の威力や追加効果を強めることができるよ」

舟「魔法使い、素直に言え。どこからパクってきた」

魔「ギクっ……違いますよ、最近やってるスマホゲームから取ってきたわけじゃ……」

舟「仮にもファンタジー小説なんだから、スマホとか言うな!」

魔「それはさておき、攻撃するとゲージがたまるのはよくある話だよね」

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