M-238 スターバーンド
スターバーンド
種族特攻
「あーもう、わらわら、わらわら」
「あとからあとから出てくるね」
「ねっておまえなあ……」
舟長は呆れた顔をして隣を見た。
隣にいるのは魔法使い。
スカイアドベンチャー1の火力を持つ彼女は、副リーダーも務める。
舟長とともに、進退を考えるのも彼女の仕事なのだ。
「おい、見ろ」
「どこ?」
「あのな。中央だよ、中央。ひときわ大きい敵がいるじゃねーか」
「あー、あれね」
「おまえ、ホントに分かってる?」
「たぶん」
「おいこら。とにかく、あれがボスかもしれない。運が良ければ、あいつを倒しただけで戦闘が片付くぞ」
「ほほーう。それなら!」
魔法使いは杖を取り出して、空に高く放り投げた。
「なにそのアクション」
「こうすると気分が沸き立つ」
「あっそう……」
くるくる回転しながら落ちてくる杖。
……ナイスキャッチ!
奇跡的にうまいこと掴めた魔法使いは、巨大な鳥めがけて指を突き付けた。
「スターバーン!」
煌めく夜の空。
星々が降ってきて、地面のトリに裁きを与えた。
舟「昼だよな?」
魔「エフェクト、エフェクト」
斧「演出だから」
剣「へー、これバード系特攻なのか」
ア「武器に付いてるのはよく見るけど、魔法の追加効果としては珍しいね」




