M-235 バブルウォーク
バブルウォーク
海を渡れ!
目の前に広がる巨大な水面の名は。
海。
スカイアドベンチャーは、とある理由があって、海水浴に来ていた。
「全員武器持ったか?」
「うん。防具と一緒にふくろに入れたよ」
「まさか、こんなことになろうとはな」
「魔法使いは浮き輪使えよ?」
「すまんねえ、みんな」
どう見ても、遊びに来た雰囲気ではない。
リゾート地にやって来た観光客が、彼らを不審そうに見ている。
「よし、じゃあ、海を凍らせて……」
「待て。魔法使い、よく周りを見るんだ」
「……うん。見たよ」
「周りには海水浴を楽しむ客がいる。もっと穏便な方法をとろうぜ」
「っていうか、泳ぐんじゃなかったのかよ」
「凍らせて行くなら浮き輪要らなくない?」
「確かに。言われてみれば」
魔法使いは頷いて、浮き輪を道具ぶくろにしまう。
斧戦士が自分のふくろから、魔紙と呼ばれる専用の用紙を取り出した。
魔法使いに手渡して、ペンも取り出す。
魔法使いは砂地に座ると、魔紙に向かって何かを書きつけ始めた。
魔「下が砂地だと書きづらい……」
舟「てか、そこだと暑いだろ。ほら、せめてパラソルの下にだな……」
ア「向こうの人が、空を駆けるものを襲ってしまう習性さえなければねー」
剣「飛行船の弊害だぜ」
斧「※アクアムーブメントは足元が拘束されるので、移動には使えません」




