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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
228/527

M-221 ダブルスラッシュ


ダブルスラッシュ

攻撃補助魔法




「攻撃スキルみたいな名前だな」

「実際こういうスキルありそうだから困る」

「ちゃんとリサーチしなさい」

「ええー」


 ※該当するスキルはありませんでした。


「こういう名前だけど、攻撃スキルじゃないよ」

「知ってる。おまえが作るのは魔法だもんな」

「これを使うとおもしろいことが起きるのだ」

「そういうセリフは、作者の難易度を著しく上昇させるのでお控えください」


 そういうセリフは、読者のみなさんの足を著しく遠のかせるのでやめてください。


「えっ!? せ、舟長が変なこと言ってる……?」

「なにがだよ」

「だって、さっき作者がどうとか……」


 どもる魔法使いである。

 大っぴらにそんな単語を言えるはずがない。

 いくらメタい発言が許されてきたからといって、こればっかりは駄目だ。

 一応、彼らはファンタジー世界の住民であるからにして。


「はあ。そんなアホみたいなこと言う訳ないだろ。さっさと説明をしろ」

「えー。理不尽とはこのことか」


 魔法使いは文句を言ったが、聞き届けられない。

 だが、説明をしたい気分でもあったので、魔法使いは口を開く。


「これを使うと、通常攻撃が二回攻撃になるよ!」

「……それで?」

「えっ」

「まさか、それだけのなのか?」

「そ、そうだけど」


 珍しく気の強い舟長に、魔法使いはたじたじだ。


「ふーん」


 気のない返事。魔法使いは逃げ出した。

 よく分からんときは逃走するに限る!






魔「ふわあ……よく寝た」

ア「あ、魔法使いちゃん。舟長がリビングで真っ二つになってたんだけど、知らない?」

斧「斧戦士さんはなんにも知りませんよ」

剣「こいつ……あらかた舟長が魔法使いに変なことでもやらかしたんだろうが」

ア「レイズー!」

舟「うちはリバイブだっつってんだろー!」

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