表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
216/527

M-211 ダブルフォーゲット


ダブルフォーゲット

史上最強の忘却魔法




「ダブルフォーゲ」

「言わせるか!」

「ええー舟長ひどいよー」

「ひどかねーよ、こんな人畜無害なオレに魔法かけるお前のほうがよっぽどひどい」

「それは言い過ぎなんじゃない?」

「そうだな、正直オレも言い過ぎた」


 言い過ぎと判断されたのは、もちろん人畜無害がどうのこうのというところである。

 似た者同士だもの。み○を。


「で、今日は何の魔法なんだ?」

「忘却魔法だよ」

「それはついこないだ、やっただろ?」

「ううん、これは史上最強の忘却魔法なの」

「史上最強の……? おい、試しに撃ってみろよ」

「舟長が自ら実験台に!?」

「被検体といえ、せめて」


 胡散臭い謳い文句に釣られて、そう言ってみると、魔法使いはたいそう驚いたようだった。

 当然だろう。

 普段は、魔法をいかにかけられないかに命かけてるといっても過言ではない舟長が、挑発的にちょっと撃ってみろなんて言っているのである。

 魔法使いは真っ先に、舟長のおでこに手を当てた。


「大丈夫? 風邪?」

「自分でも変なことを言ってるという自覚はある。風邪じゃない」

「もしや、タミフル的な感じでお薬の副作用ですか?」

「薬は飲んでないから、それはありえないな」

「ふむ……じゃあ、ほんとに試しちゃうよ?」

「オーケー。来い」

「何か重大なことでも考えてて。行くよ。ダブルフォーゲット!」


 舟長に降りかかる魔法の粉。色は茶色がかった緑。

 舟長は……。


「……」

「どう? 調子は?」

「きれいさっぱり忘れちまった」

「ほほー! やった! 成功だ!」






舟「急にホホウって言うから、フクロウかと思ったぞ」

魔「この人、なに言ってるの?」

斧「何かを忘れたということも忘れさせる忘却魔法は、実際最強」

ア「悪用しちゃダメだよ、斧戦士」

剣「悪用するなよ、斧戦士」

斧「いいもん、おれは別の忘却魔法持ってるもん!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ