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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
214/527

M-209 ダブルシステム


ダブルシステム

という名の魔法です




「ダブルシステム! 舟長は分身する!」

「しません」


 こんなアホみたいなやりとりを朝っぱらからしているのは。

 そう、スカイアドベンチャー!

 こいつらぐらいしかいない。

 そして、言い出しっぺは魔法使いである。

 いつものことだぜ。By剣士


「ダブルシステムという名の魔法を作ったのだ」

「そうか」


 話は終わったとばかりに後ろを向く舟長。

 しかし、当然、魔法使いは終わらせる気なんてさらさらなかった。

 唐突に杖を振り上げたかと思うと、家のなかで魔法を唱えだした。

 ずいぶん前から、舟長はそれをやめろと言い続けてきたのだが、効果がないことを知ってか、めっきり言わなくなった。

 諦めたのである。


「ダブルシステム! ヒールバレット!」

「ん!?」


 ピンク色をしたハートが舟長に吸い込まれていく。

 二つ。

 なんと、一度の詠唱で、二回のヒールバレットが発動したのだ。

 舟長は目を見開く。


「まさか、そのダブルシステムとやらは……」

「次に唱えた魔法の効果を二倍にするよ」

「なんかのパクリか?」

「オリジナルです!」


 疑いを捨てきれない舟長に、魔法使いは実力行使に出る。


「ダブルシステム! エナジーフォース!」

「ちょ、ま、待てって! 冗談……」


 舟長に白い閃光が吸い込まれていく。

 二回。白い爆発は二回起こって、舟長のHPをゼロにした。






魔「ちなみにスーパードリンクにダブルシステムすると、ポーションが二つ出る」

舟「なんだ、その……当たりが出たからもう一本、みたいなの」

ア「え? それとは違くない?」

斧「ダブルシステムは自販機だったのか」

剣「自動販売機とか、世界観を無視した発言が出るのも、いつものことなんだぜ」

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