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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
198/527

M-193 バチバチクリア2


バチバチクリア2

その存在を否定する




「おらあ! 舟長はいねがー!」


 なまはげの如く、声を荒げて家探しする影。

 夕日の中の影は……。

 たいへんだ! あたまが▲になってる!

 そう、この声の持ち主は、三角帽子がトレードマークの、魔術師。

 魔法使いさんだ。


「舟長? ごめん、知らない」

「そっかあ」

「舟長を探してるのか。オレも手伝うぜ」

「ありがとう」


 剣士を引き連れて二階へ。

 呼んでもないのに、斧戦士が部屋からぴょこっと頭を出した。


「斧戦士さん」

「みなまで言わなくていい。この斧戦士さんが舟長の居場所を占ってあげましょう」

「おまえはいつから占い師にジョブチェンジしたんだ?」

「さっき。……舟長は、一階の倉庫でガタガタ震えています」

「なんと。さっそく行ってこよう」


 ありがとう、斧戦士さん。

 斧戦士の情報を頼りに一行は拳を振り上げ、目的地に向かう。

 そこには、すっかり諦めきった表情をした袋のネズミが……げふんげふん。

 逃げられなくなった舟長がいた。


「はいはい、実験台になればいいんだろ」

「バチバチクリアが完成したから、使ってみて」

「……バチバチクリア」


 観念した舟長はスペルを唱える。

 それから恐る恐る近くの金属っぽい物体に触れた。

 バチン!

 すさまじい音がして、倉庫のライトが消えた。


「……痛くはないな」

「見えなーい」

「ライトフラッシュ。魔法使い、これで見えるだろ?」






魔「電気系の魔法を全部除去する魔法ができました」

舟「静電気とはいったい……」

剣「ついていったはいいけど、セリフがなかった」

ア「ちょっと、電気まだ直ってないんだけど!」

斧「なんでだろうな。ブレイカーはどこだ?」

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