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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
186/527

M-182 デプリケイション


デプリケイション

イーゼル複製




「デプリケイション!」


 魔法使いがイーゼルに向かって魔法を放った。

 すると、魔法はイーゼルに向かってまっすぐ飛んでいき、着弾する手前でイーゼルを発生させた。

 何を言っているのだ、と思うだろうが、ことば通りである。

 魔法使いはイーゼルを生み出したのだ。

 ニセの。


「ほー触ってみてもいい?」

「いいよ」

「結構、頑丈だな」

「……」


 見物人は剣士とアサシン。

 舟長は外に出かけていていない。

 斧戦士は、本物のイーゼルを運ぶのを手伝ったっきり、ずっと部屋にいる。

 厳密に言うと、魔法使いを見るだけのために、この部屋にいる。


「でもね。魔法を一発放つと壊れちゃうの」


 見てて。

 魔法使いは言う。

 アサシンと剣士を下がらせ、すっかり十八番となった無属性魔法を唱える。

 エナジーフォース!

 元気のいい声とともに魔法は発動され、イーゼルは砕け散った。

 ガラスのような繊細なエフェクト付きだ。


「え、壊れて……なくなっちゃったよ?」

「だって、魔法で作ったニセモノだもの。壊れたらなくなるよ」

「もとは何もないところに作ってるんだしな。当然か」

「綺麗なエフェクトだ」

「えへへ。凝ってるでしょ?」

「うん。素敵だね」

「実は、このエフェクトが気に入らなくて、二週間以上お蔵入りしていたんだ」






魔「さて、作ったはいいけど何に使おう?」

舟「おい……またそのパターンか」

魔「とりあえず、魔法撃ちの的にでもしようっと」

剣「てか、なんでイーゼルなんだ?」

斧「こないだ、ザ・ムービングで使って以来、何故かお気に入りなんだ」

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