表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
165/527

M-161 セーフティーガード


セーフティーガード

刃を保護して安心・安全




「まだまだ抗うよ」

「なににだよ」


 唐突に――魔法使いにしてはまったく珍しいことではないが。

 突然、徹底抗戦を宣言した魔法使いを、舟長が胡乱な目で見ている。

 こういうことは割とよくあるのだが、いつもオチは舟長の実験台オチである。

 マンネリ化する終わり方に、舟長は物申したいところがあった。


「あのな、魔法使い」

「あのね、舟長」


 稀によくあることだが、二人の発言が被った。

 少し考えて、舟長はレディに発言を譲る。

 こういうときは、女性陣に逆らってもいいことなしだからだ。


「セーフティーモードを改良しました!」

「そうか! それで?」

「鞘のある武器は抜けません! 刃の出ている武器はガードされて触れなくなります!」

「おう、そうか。杖とか鈍器とかはどうするんだ?」

「ふっふっふ。抜かりはないぜ」

「そういうのいいから。はやく」

「全体的に凍結されて、自動的に背中にくっつくよ」


 魔法使いがくるりと後ろを向いた。

 普段、金色の輝きを見せる杖は、青いレースのようなものに覆われていた。






斧「いいねえ。これなら袋いらず!」

ア「初心者だろうが、達人だろうが、関係なしってことだね」

舟「これって全国の街や村に提供されてるんだよな?」

魔「そう! 使ってくれると嬉しいけど、どうかなあ」

剣「いま、店でのトラブルとか多いからな。使えると思うぜ」




舟「そういえば、これで魔術師系の対処法はできた訳だが」

魔「む?」

舟「拳が武器の人はどうするんだ?」

魔「……自制心を持っていただくしかないね!」

舟「拳闘士が最強の世界かあ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ