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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
148/527

M-144 スクエアサイズ(攻)


スクエアサイズ

殺しに来てる




「スクエアサイズが攻撃魔法になったよ!」

「はい?」


 魔法使いの声に、アサシンがそう返してしまったのもおそらく仕方がないことだったろう。

 魔法使いは、マイ杖をぐるぐる振り回している。

 攻撃魔法っぽいところをアピールしているのだ。


「スクエアサイズのサイズは、Lサイズ、Mサイズのサイズだったけど、このスクエアサイズのサイズは鎌を意味するんだよ!」


 説明しよう。

 スクエアサイズは、スペルメイカーである魔法使いが開発した魔法で、簡単に言うと、紙の束を整えることができる。

 ……いや、ほんとにそれだけなんだってば。


「で?」


 しかし、今回の同姓同名なスクエアサイズは、攻撃魔法だという。

 どんな改造が加わったらそうなるのか、激しく聞きたいところであった。


「お披露目するよ。危ないから外でやるの。見ててくれる?」

「危ないのか?」

「魔法使いちゃんがそんなこと言うの、珍しいね」

「ちょっとね。イメージに使った映像がバイオレンスだったもんだから」


 魔法使いはそう言って、元気よく玄関を出ていく。

 それを見送った三人は、おそるおそる、窓から外を覗きこんだ。


 ガラスのような四角い物体が、魔法使いの頭上ぐらいの高さから落ちてきていた。

 それはもう、どすどすと。






魔「危なかったでしょ?」

ア「どこが鎌なの?」

舟「どこぞの世界には、鎌使いがタイルを投げて攻撃してくる人がいるらしいな」

剣「これ、タイルなのか?」

斧「……外出中……」

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