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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
145/527

M-141 ミニミニワープ


ミニミニワープ

誘拐魔法




「犯罪だ!?」


 舟長が叫んでいる。

 そんなことになっているとは露知らぬ魔法使いは、とある建物に侵入していた。


「うーんと……」


 潜入した施設は近くのカフェテリア。

 冒険者が所属するパーティーを探すときによく使う施設だ。

 そんななか、きょろきょろ頭を動かす魔法使いは、ぎりぎり不審者を免れていた。


「あの子、魔術師っぽい!」


 勘と偏見で見当をつけた魔法使い。

 いつもとは違って、静かに魔法の詠唱をおこなう。

 オートスコープで命中率を上げると、目星をつけた女の子の椅子の下にずばやく投擲した。

 投げたものは円盤状の魔法具。

 ミニミニワープの魔法が込められた小さいフリスビーだ。

 価格、およそ魔法使いのお昼三つ分! 結構高かった!


「よし、気付いてないな」


 五秒間、その場から動かなかった女の子は、椅子を残して転送される。

 行き先はもう一つの魔法具がある、とある場所。


「やあ! キミは……おっとっと、大丈夫?」


 黒いマントをはためかせた青年は、転送の影響でよろめいた少女をそっと抱きしめた。

 ちゃんと立てるようになったのを確認して、そっと手を放す。


「こ、ここどこですか!?」

「よく聞いてくれたね! ここは【怪しい組織】だよ!」

「ええっ、ええー!?」






舟「最後に出てきた人誰だよ」

ア「ぽっと出のモブキャラじゃなさそうだね」

剣「おいおい、怪しい組織って、大丈夫か? そんなところの依頼なんて受けて」

魔「だいじょうぶ。あそこ、団員があの人しかいないし、やってることも魔法の研究だけだから」

斧「ほんとうに怪しい団体はそんな名称にしたりしねーよ」

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