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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
143/527

M-139 タイムアウト


タイムアウト

後ろから迫ってくる




 地味な魔法をつくることに定評がある魔術師、”グラスアローの魔法使い”は、見知らぬ人から依頼を受けた。依頼者は匿名で、本当に誰だか分からない。

 というのも、これは魔法使いが気まぐれで設置した目安箱に入っていたものなのだ。

 イタズラか本気かわかりゃしないし、いつ入ったのかも分からない。

 とにかく、入っていた紙きれには、こう書いてあった。

 『大勢に勝てるような魔法』

 ということで、魔法使いは一念発起して魔法をつくることになったのだ。


「うーん、大勢に勝つって言ったら範囲攻撃ってイメージだけど、たぶん違うよね」

「ほんとにこれしか書いてないんだな」

「範囲攻撃ではダメな場所って言うと……?」

「むずかしいな。路地裏とか? 建物が密集してて……いや、これは違うか」

「今の発言で、依頼主がいじめられっ子の印象ができました」

「えっ、どこから?」


 雑談を交えつつ、魔法使いはとうとう魔法を作り上げた。

 せまい路地裏でも発動できるよう、範囲は狭く長く。

 かと言って無関係の人を巻き込まないように、攻撃判定が出る部分は小さく。

 そして、自分が走っているときにした発動しないように調整を続けた。


「じゃあ、試し打ちと行きますか」

「あ、オレがその逃げる側の人間なんですね」

「うん。わたしがサモンレイドでモンスターを呼び出すから、全速力で走って逃げて」

「反撃は?」

「絶対ダメ」






魔「とんずら用、敵殲滅魔法ができました」

ア「大勢の敵を倒す魔法とはかけ離れているような?」

斧「まあ、もっと細かく指定しとかないと、魔法は難しいよね」

舟「ていうか、これ、強制スクロ……」

剣「それ以上いけない。アウトだぞ、舟長」

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