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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
141/527

M-137 ファイアブレス


ファイアブレス

火吹き男




「ファイヤー!」


 朝起きたら、魔法使いが口から炎を吐いていた。

 舟長は、同時に起きてきたアサシンの頬をつまむ。

 アサシンが、舟長の頬を強い力で握り返した。

 アサシンの機嫌が急降下したことを知った舟長は、いまさらこれが夢でなかったことに驚愕する。


「熱い」

「あ、熱い? ごめん。ちょっと離れるね」


 いちゃつくカップルを尻目に、舟長はアサシンから手を離した。

 口から火を噴き出す羽目になった経過を聞こうと、舟長が一歩前に出る。

 できなかった。舟長の顔が変形する勢いで、がっしりアサシンが頬を掴んでいたからである。


「つまむなら自分の頬じゃないと分かんないでしょ」

「あの、アサシンさん、ごめんなさい」

「……仕方ないなあ。もう、今度からは自分の頬をつまんでよね」


 意外にも早く許された舟長は、その場に立ち尽くす。

 遅れてやってきた剣士が、魔法使いに駆け寄り、炎で焼かれていた。


「痛くはねーけど……それ攻撃判定あるんだな」

「あるよ。だって攻撃魔法だもの」

「いや、でもこれここまで近付かないと当たらないだろ?」

「うーん。顔の長さ×1.5倍の距離しか出ないんだよ、この炎」

「へえ。厳密な決まりがあるんだな」






魔「だから、トカゲが吹くと炎は長くなるよ」

斧「なんちゃってドラゴン」

舟「鳥ならもっと顔の長さが広がるんじゃね? くちばし長いし」

ア「自ら焼き鳥になるの?」

剣「じゅるり」

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