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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
129/527

M-125 シャドースケート


シャドースケート

跳ね返るよ!




 昨日、ステアケーズという、階段をつくる魔法を思いついた魔法使い。

 すったもんだの末、マッドシャワーも、レインボーリーフも、シーズウォーターも……階段をつくる素材としてふさわしくなかった。

 すぐに形が崩れてしまうのだ。

 あるいは、ツリーシードのようにうまく高低差を表現できなかったり、エレキテルボールのように枠しかなくて実体がなかったり……。

 ようやく見つけたのが、ウィンドスタンド。

 設置わざであるこの魔法は、設置されたら解除するまでその場所を動くことはない。

 こうして、ようやく出来上がった平たい舞台に、魔法使いは立つ。


「シャドースケート!」


 発動した魔法は、階段を下っていき、魔法使いから10メートル離れたところで消えた。


「できた!」


 魔法使いは大喜び!

 自分がどこにいるかも忘れて大はしゃぎした魔法使いは階段を下りて……。

 ちょっと内側に足を入れ過ぎた。

 ウィンドスタンドは、横から触れたものを吹き飛ばす能力がある。

 すなわち、魔法使いは、水平移動して……すっ飛んでいく。


「しまったあああああ!」

「魔法使いさん!?」


 斧戦士が玄関を飛び出していく。

 そのときには既に、魔法使いの姿は米粒のように小さくなっていた。






舟「ウィンドスタンド以外で、安全に設置できる魔法はないのか?」

魔「つくらないとないと思う」

ア「ていうか、魔法じゃないと駄目なの? それこそ、その辺に転がってる石とか土とか、駄目?」

魔「小さい石とか、いくつ集めれば規定量に達するか分かんないし、時間もかかるしね」

剣「そう思うと、SP消費するだけで出てくるツリーシードとかってスゲーな」

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