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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
128/527

M-124 ステアケーズ


ステアケーズ

か・い・だ・ん




 魔法使いが階段で騒いでると思ったら、魔法を使って遊んでいた。

 現場を見た舟長は、強い口調で魔法使いを叱りつけた。

 こうやって、室内で魔法を放つ危険性を語って、どのぐらい経っただろうか。

 魔法使いはいまだ、それを覚えないし、人に無断で魔法をかけるのも忘れない。

 舟長の怒りは頂点に達しつつあった。


「魔法使い! 聞いてんのか!」

「だって、高低差があるところじゃないと、効果が分からなくて……あっ!」


 舟長を放り出して、自分の部屋に駆け込んでいく魔法使い。

 これは確実に話を聞いてない。

 舟長はため息をついて、身を翻そうとした。

 しかし、ほかならぬ魔法使いの手によってそれは阻まれる。


「舟長、来て!」

「ここ階段だぞ! 危ないから一旦手を放せ!」


 玄関から外に飛び出した魔法使いは、今さっき思いついたばっかりの魔法を見せてくれた。


「設定はスノーボールで、よし。行くよ!」


 ステアケーズ!

 魔法使いがそう叫ぶと、丸い雪玉がたくさん重なった置物が現れ……。

 上から崩れ出した。


「ありゃ?」

「ありゃ、じゃない! とりあえず安全な場所に逃げるぞ!」






魔「後日、エレキテルボールでやり直したらうまく階段の形が出来ました」

ア「もう、びっくりしたよー。部屋で本読んでたら、急にみんなの叫び声と揺れを感じたんだから。地震かと思ったじゃんか」

剣「ツリーシードかレインボーリーフを使うのはどうだ?」

魔「でもエレキテルボールの階段じゃ、効果が確かめられないんだよね……って、そうか。ツリーシードがあったね、それでやってみる!」

舟「……結局、聞いてないだろうな。魔法使いの奴め……」

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