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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
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これでホラーも平気?




「よし。できた」


 静かに終了を宣言した魔法使いは、暗い廊下を歩いていた。

 ここはいつもスカイアドベンチャーが活躍しているのとは違う世界。

 サンドバッグさんがいる世界だ。


「ここらだっけ?」


 同じような景色ばかりで、迷ってしまいそうになる。

 確か、U-788というところが、サンドバッグさんのお部屋のはずだ。

 しばらくうろうろして、見知った人物を見つける。

 黒トキワだ。


「ねえねえ、サンドバッグさんのところに連れてってよ」

「……だめ。なんでここにいるの。帰るよ」

「新しい魔法をサンドバッグさんで試したいの。だめ?」

「……」


 揺れる心である。マインドである。

 しばらく考えて、黒トキワは魔法使いの愉快な作戦に乗ることにした。

 黙ってサンドバッグさんのいる牢屋に案内してくれる。

 牢屋の前には、斧戦士……いや真トキワと呼んでおこうか。

 彼は魔法使いを見ると、心底驚いたらしくて、誤ってサンドバッグの頭を砕いてしまった。

 魔法使いの前でグロテクスな惨状を見せてしまい、うろたえる真トキワ。

 一方の魔法使いは、術の成功に喜んでいた。


「斧戦士さん、斧戦士さん! 大成功だよ!」

「なにが?」

「この魔法を使ってみると、こんなグロ画像もたちまちホップに!」

「どれどれ……これ逆にグロくない? このぬいぐるみのワタが何に当たるかとか考えると……」

「そういうことは考えないの」






魔「ホラーもグロもこれで楽々攻略!」

舟「イージーモードなんですね、分かります」

剣「ヴァンパイアのお兄さんが活躍する脱出物語もよろしくな」

ア「ここで宣伝するのやめてよ!」

魔「ごめんなさい」

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