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ここは、魔導研究所  作者: 紅藤
本編(Mシリーズ+Aシリーズ)
109/527

M-106 ストレートライト


ストレートライト

動かない光源




「ライトフラッシュ!」


 太陽が陰った午後、ちょっとした用事で出掛けた魔法使いは困っていた。

 すっかり暗くなった道。

 この辺りに街灯はほとんどない。

 目の悪い魔法使いには、辛い道だったのだ。


「うーん、あんまり明るくはならないなあ」


 ライトフラッシュは、使用者の周りを不規則に飛び回り、光源を散らす魔法。

 温泉で使うと雰囲気アップなこの魔法は、現在あまり役立っていなかった。

 しかし、魔法使いが使える灯りの魔法はこの一つだけ。

 すぐ足元が見えなくて困っているのに、ライトフラッシュは使用者から離れていく。


「ライト!」


 この世界ではメジャーな松明魔法を唱えてみるが、術式を知らないので、当然発動はしない。

 困った魔法使いは、珍しく設置されていた街灯の下で足を止めて、ルーズリーフを取り出した。

 いまここで、即興の魔法を作ろうというのだ。

 街灯の周りには虫がたかっていて気持ち悪い。早く帰りたい魔法使いは、鉛筆を早く動かす。


「よし、これで。ストレートライト!」


 三つの光源が魔法使いの上で輝きだした。


「しまった! わたしの影を考慮し忘れたぜ」






魔「あれからちょっと改良して、前は遠くまで見えるように、後ろはちょっとだけ光が漏れるようにしました」

舟「結構まぶしいな。後ろも光らせるのはなんでだ?」

魔「後ろからやってきた人に見やすいようにさ!」

舟「あー。うん」

魔「何だよー。素晴らしい気づかいだろ?」

舟「この世界の住民は灯りに慣れてないから、夜目が利くんだぜ」

魔「……あ、明るいに越したことはない!」

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