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M-101 ブロック
ブロック
圧縮魔法
「ここにりんごがあるじゃろ?」
「おう、ボケじいさんの真似はやめろ」
魔法使いはゆっくりリンゴを掴むと、舟長に向かって投げつけた。
奇跡的にまっすぐ飛んでいったが、舟長は片手で防ぐ。
「こんなんが当たるかよ」
「あたって砕けろ! ブロック!」
「えっ玉砕!? ってか何の魔法を……」
舟長が言い終わる前に、りんごは変形していく。
四角い立方体になったりんごは、その末尾から汁を垂れ流す。
それを、魔法使いは用意してあったコップにそそぐ。
「うまい!」
「りんごジュース?」
「そう。協力ありがとう」
そう言うと、しわしわになったりんご(搾りかす)を持って、魔法使いはどこかに行ってしまった。
それを見送って舟長はひとこと。
「相変わらず、地味だなあ……」
魔「ところで、ボックス化というエロ画像を知ってるかい?」
舟「なんでその話題を出した、言えー!」
ア「健全に行こうか、ね?」
剣「お、アサシン、キレてる?」
斧「良い子は検索しちゃだめだぞ☆」




