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キョウスケペディア

【あやかし】

魔素を体内に多く取り込んだ人や魔物の総称。

元は獣であったものが魔素を取り込み魔物になる。

その魔物になった者の中で魔素によって知恵が発達し自意識が芽生えたものをあやかしという。

あやかしとなった者は、魔素を主体として生命活動を行う。

魔素は魔法が使える元となり、これによって自分の身体を進化させ、『人化』などの魔法を使うことができる。

人化の魔法が使えるものは、人と子をなすことも可能である。

また、鴨川京介は何らかのあやかしの血が父系、母系共に混じっておりそれが先祖返りした形で発言したものと思われる。

魔物のあやかしではなく、人のあやかしであった可能性が高い。

この場合、獣特有の特徴的な耳や尻尾は発現しない。


【あやかしの血・血脈】

あやかしが人化したものの子孫のことを言う。

一般の人より多くの魔素を体内に取り込むことができる。

魔素がないところでも生命活動は可能であるが食事などの生命維持活動は必要になってくる。

人より大食いなのが特徴。不測の魔素分を食物エネルギーで補っているためだと思われる。


【魔素】

人の思念、精神、魂といったものの総称。

人が死ぬとその精神体は空間に放出される。

通常この状態で終わるが、『怨』や『邪』といった負の精神体になった者はそれ同志が集まる性質がある。

主に『水』の中に溶け込むことで浄化されるが、異界の魔素が濃い世界にもひかれる性質がある。

通常、池、沼、湖、川、滝などの水のあるところにたまっている。

水の流れのあるところではそこで浄化されるが、水の流れがよどんでいるところでは『負』の魔素がたまりやすい。

異界の結界に負の魔素が集まって付着すると結界を壊していく。

この壊れた結界を『次元のほころび』という。


【負の魔素】

負の魔素とは人や獣といった生き物の精神的苦痛、恨み、邪な心が穢れをまとわりつかせる魔素のことを言う。

時間経過によってそれぞれの個体で浄化は可能だが、負の魔素は集まりやすい性質を持つため、連鎖的に体内に負の魔素を集めるものも少なくない。

これはどんな生き物にも発生する現象だと考えられている。


【異界】

人類が魔素によって進化した頃、同じく魔物が知恵を持ち出し、あやかしが生まれた。

濃い魔素の影響で人類の生存危機が起こる。

人類とあやかしが協力し、空間魔法で新たな異界を作り、そこに星を形成し、地球とそっくり同じ世界を作った。

その異界に魔素がないと生きれない者たちを送り出し、地球に残る主だった魔素もそちら側に送り込んで結界を張った。

その結界を張った土地が京都にあたる。

異界を形成するために要した時間は約3,000年ほどかかっている。

これは魔法理論が正確ではなかったため、あやかしたちが力ずくで異界を作ったことにも関係している。


【異界人】

地球の人類より魔素を多く取り込める人類。

地球人のMP(魔素保有量)を20とした場合、異界人は100程になる。

異界人の中では亜人と呼ばれる獣のあやかしの子孫とみられる人たちも確認されている。


【MP】

魔素保有量を数値で表したもの。鴨川京介発案。

元はネットゲームやRPGでの知識を取り入れたものとなっている。

MPは数値で表すことができる。

地球人一般男性20歳で20程度

同異界人で100程度。レベルを上げることで300程まで上がることが確認されている。

魔物は10〜1,000程度

あやかしは1,000程度

あやかしの長達は8,000程度になる。

これは長く生きたことでその魔素を体の中に取り込む許容量が増したと考えられている。

鴨川京介は12,000(レベル1)

鴨川京介の眷属である愛、レティ、輝乃はそれぞれ5,000,8,000,15,000程度持っている。

これはその憑代になった電子機器のキャパシティーに比例していると考えられる。


【空気中のMP濃度】

地球では10程度に抑えられており、生れ出た精神体のMPはそのほとんどが地球自体の活動エネルギーに変化している。

これらが比較的集まりやすい地域では火山活動などが活発に行われているという現象がみられる。

異界では通常100程のMP濃度がある。

異界人は成人になることでMPの活性化(洗礼)を行い、魔法の行使が可能になっていく。

通常魔法の行使などで減ったMPは呼吸によって体内に取り込まれており、一晩ほどで回復する。


【魔核】

魔素の集積したものが結晶化した宝石のようなもの。

通常、魔物の体内で過剰摂取した魔素が結晶化したものと考えられている。

魔物の大きさによってその魔核の大きさは異なってくる。

スライム10、ゴブリン20、ウルフ30、ボア40、オーク50、ワイバーン200程度。

今後その他の魔物についても調査が必要と思われる。

また、日本の古代遺跡で発掘されている勾玉はこの魔核である。

スライムなど比較的小さな魔物の魔核は丸い形状だが、大きな魔物になると角が生えたような形に変形しているものが多い。これに加工して穴をあけて持ち歩けるようにしたものが遺跡で発掘される勾玉である。

通常、勾玉には何らかの魔法を込めて運用することが多い。

遺跡で発掘されている勾玉はその魔素を使い果たしたものばかりなため、透明なものはない。


【高集積魔核】

魔核を浄化し、無属性としたうえで魔核に入っている魔素を高集積圧縮したもののことを言う。

通常、普通に捕獲した魔核の約10倍ほどの許容量が認められている。

これ以上は魔素をためることができない。


【浄化済み魔核】

魔核は採取直後は濁ったモノしかない。この濁りは負の思念体と思われる。そこで純度を上げるために浄化魔法を施すと、正常な形での魔核となる。

この状態の魔核を浄化済み魔核と呼んでいる。

色は透明になる。


【魔道具】

魔核を用いて、道具によって魔法を発動させるもの。

通常魔法はその術者の魔力を使って発現させるが魔道具の場合は魔道具に搭載されている魔核の魔素を使って魔法を発現させる。

魔核単体でも魔法は発現するが、実用的ではない。

火の魔法を込めれば魔核自体が発火することになるからである。

そのため魔法発現の指向性や用途に合った形状をしている。


【魔法】

魔素を魔力に変えそれにイメージを加えることで発言する現象のことを言う。

魔法には様々な属性があり、古くから五行思想の5つの基本素材が考えられていたが、鴨川京介の発想で10エレメントとして魔法理論が再構築された。

これにより様々な魔法が10エレメントを基準に改良されていく。

また、この10エレメントは相互関係があり、その複合によって様々な現象を生み出すことが分かっている。魔法研究、魔道具研究とはこの組み合わせと発動する現象の検証作業が主である。


【10エレメント】

魔法理論である五行思想を発展させ、新たな魔法理論として必要な概念を盛り込んだ10の基本素材のことを言う。これにより、今までは減少が確認されていてもその理論構築には至っていなかった時間や空間の概念もこの中に組み入れられている。


【五行思想での5つの基本素材】

 ●木 【緑】これは植物全般を表す。春を象徴している。

 ●火 【赤】火、灼熱の状態を表す。夏を象徴している。

 ●土 【黄】万物を育成、保護する様子を表す。『季節の変わり目』を象徴している。

 ●金 【白】金属のような冷徹、堅固、確実な性質を表す。秋を象徴している。

 ●水 【黒】泉から湧き出る水を表す。冬を象徴している。


【10エレメントによる新魔法理論による10の基本素材】

 ●木 植物における成長、進化

 ●火 温度の変化

 ●土 無機物構成素材全般

 ●金 金属類に特化したもの

 ●水 水、水分の流れ、精製

 ○風 空気の流れ、空気の創出

 ○光 闇とついになる明るさ、浄化などの総称 主に魔素そのものに干渉する

 ○闇 光とついになる暗さ、精神操作などの総称 主に負の魔素そのものに干渉する

 ■時間

 ■空間

ただし、時間と空間についてはそれ以外の複合での現象であるため、正確には素材とは言えない。しかし世界を表す重要な構成要素でもあるため、あえてエレメントの中に組み入れている。

現時点で時間と空間は鴨川京介以外その消費MPの多さから使えない。

あやかしの長達が合同で長時間かけて発動できる程度である。

通常使われる素材としては8エレメントと呼ぶこともある。


【フラードーム】

リチャード・バックミンスター・フラー(1895-1983)が提唱した球面分割の手法でジオデシックドームの通称。

地図を作る際に、陸地のほとんどを狂いを少なく収めることができる手法としてダイマクション地図が特許をとっている。

急に内接する正多角形の最多面体は正20面体であるが、この正20面体を分割していくことで平面を球面に近づけていくという考え方。正20面体を構成する一つの面は正三角形であるが、これの辺の中点をとり、球心からこの中点を通って球面上の点を割り出し、それを正三角形の頂点と結んでいく。こうすることで正三角形からの球面分割が得られる。

一方球に接する正20面体の一つの三角形をその球面ごと取り出し、三角形の頂点を結ぶ弦の中点をとり、分割していく手法も考えられる。本来のフラーの提唱しているジオデシックドームは後者の分割手法だと思われる。

両者とも同様に球面の分割はできるが、決して同じ分割ではない。

これは3分割以降は前者は平面での分割、後者は球面上での分割となり、球心から通った球面上の点がずれていくことに起因する。

フラーの記述した著書は数多く残っているが、その記述は難解を極める。

また、その発想の中にクラウド・ナイン(空中浮遊都市)の考えがある。


【スキル】

人が鍛錬、理解度の上昇により獲得した能力の総称。鴨川京介が鑑定した際にその人の特性を見るために、人より優れた能力を持っている場合、スキルとして表示させる手法を考えた。スキルにもレベルがあり、熟練度が増すほどレベルが上がる。

スキルレベルは最高を5として最低を1と設定している。


【レベル】

鴨川京介がMPや身体能力向上の理由として、魔物を討伐した際にその魔物が放出する魔素が吸収しやすく、討伐者に取り込まれていく様子を感じ取り、それが身体能力とMPの向上になっていると実感して、作られた概念。

通常年齢=レベルとなるが、魔物を討伐すればそれだけレベル上昇は早い。

レベルごとの身体能力、MPはほぼ一定の割合で上昇するため、身体能力からの逆算でレベルを求めている。

あやかしの長達はその長い年月を費やして生きてきたこともあり、このレベルの観念は適用されない。

ある程度魂の器の許容限界もあり、その上昇上限は異なる。

レベル=身体能力の高さではあるが高レベル=強者ではない。これは加齢によるレベルアップと戦闘能力は別物であるためである。

また、通常は25歳ぐらいでその成長が止まるため、高齢者でも25~30レベルで収まっている。これは成長の度合いを表している。

また高齢者になるとレベルの低下も起こる。


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