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SF『自己鍛造弾頭』  作者: 壱りっとる
第四章『幕間』
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『閑話休題』

機体の食生活とは一体・・・

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 Topic:『食事』


 基本は電力オンリー。但し、現代の機体は食事のために内燃機関が配されており、オイル系の食事を食べて小腹を満たすことも可能である。



 全ては【知性】、電脳網の発達のためのありとあらゆる経験を---犯罪でない限り---最上位機種から許されている故である。


 最初にコレを思いついた機体は、テキストにある『人類』の生体を思考し、食事とは何か・・・を考えぬいた末に試作内燃機関を装備するに至った戦機、噂ではドロップアウト---戦機や整備機は型式が旧式化すれば引退し、残ったポイントで余生を過ごす。ポイントの及ぶ限り様々なことが許されるのは、それらの活動が【知性】を形作る電脳網形成をより複雑化させる事が分かっているからである---したインターセプター(迎撃専門の戦機)の撃墜王---一説によれば殿堂入りしたIU-0887 レッドバロンとも---であったらしい。


 撃墜王は頭部燃料投入粉砕孔---現代ではいわゆる口である---に、味覚による刺激のグラデーション及び触覚による刺激を多層化したセンサーを施し、固形・液体燃料の充足をより心地よい感じに設定した。

 それから彼は『あじつけ』と『でこれーしょん』を施した固形燃料を、頭部燃料粉砕投入孔に放り込み、それを”食べた”。


 結果。


 何か、何かこう・・・『不思議な、ファンタスティックな経験値を得られたような気持ちがしたのだ』と、彼は後に語った。


 それからの彼は常に固形燃料を持ち歩き、小腹が空けばそれを口にしている。

 初めは奇妙な目で見ていた同僚達も、『パリパリ』して『サクサク』した燃料や、小さい『高級駆動機スーパーカーの形をした』燃料を『もっちもっち』と満足そうに食べる撃墜王の姿を見て---彼らもまた、新しい経験値に飢えた【知性】を持つ機体達であったのだ---そのシステムを自らに組み込み『食事』を試みようとする物が現れるのに、そう時間は掛からなかった。


 現代での味覚は、電脳網集積の設計段階から組み込まれ、一般化し、歓楽街であればどこででも種々様々な『食品』や『飲み物』を楽しむことが出来るようになった。

 一方で洗練され先鋭化した味覚と電脳の過剰フィードバック、いわゆる『酔っぱらい』なる問題行動を引き起こすことにもなっており、上位機種広報では「問題が起きぬ程度に留めるように」とのメッセージを流している。



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