天然とラララビュー
リザーラはもう悟っているかのようにとても穏やかな表情だったの
その穏やかぶりたるや、とある星の最長老様が召された時のようにとても穏やかだったの
その表情を見てあんにゃも
「もう良いんじゃねえか?逝かせてやっても…」
と言ったの
でもララは
「だめだよ!!
ララが勝手に連れてきてこんなことに…
なっ…なっちゃっ…た…たん…だかるっ…らぁっ…」
ヒクヒク言いながら泣き出してしまったの
だからララにどう声をかけていいかあんにゃちゃんはわからないでいたの
あっ…!
ちなみに今回一番の被害者である、沙那美さんには適当に誤魔化して帰っていただきました
えっ…!じゃあ今まで喋ってたのは誰なの?
誰なのーーーーーーーー!!!!!
「んーーー…
おっ!!…おお…あー…いや!!
…あ、やっぱダメだわ」
あんにゃは頭をフル回転させ良い方法を考えようとしますがなかなか思い付きません
それどころか晩飯のオカズが気になります
「オムライス…」
「あんにゃちゃん!!」
「え!?いや、おれは別に晩飯のことなんて…」
突然大きな声を上げたララに驚きつい口を滑らせてしまいそうになりますが、オムライスに決めたことまではどうにかバラさずにすみました
「あんにゃちゃん!
確かネコさんリザーラには水分が足りてないとか言ってなかったっけ?」
「あー、そういやそんなこと言ってたな
確かにカラッカラだしな…
ララ、お前あれから土入れ替えたりしたのか?」
「ううん。替えたりしてないよ」
「じゃあ…つまり、そういうことだろ…
あんだけグチョグチョしてた土がここまで乾いてんだから…」
「あっ!?…
そっか!!」
「はー…まったく…」
「へへっ…♪」
あんにゃは自分が気を失っている間にララとリザーラの姿が見えなくなっていたので、てっきり土を入れ替えたものと思っていた。
ところがこのアホンダラときたら人の忠告を無視してやがった
全く自分の言うことを聞かないララに対しあんにゃはこう思った
(ララ、お前ってやつは…
まったくカワイイやつだぜ !!)
いつも通り安定のララ愛であった