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異次元の入り口と小人

セリフ多め(というかほぼセリフで進みます)


あんにゃちゃんが色んな意味で逝きかけている中


部屋を駆け回る小さな物体が1つ


朦朧としている意識の中であんにゃちゃんはそいつをしっかり確認していた


ララはあの説明し難い物体を持って出ていってしまった様だ


出血多量により血の気が引き、すっかり生けるミイラ化してしまったあんにゃ・スウィフトは自分の最期を悟り…


「あんにゃ:フフ…私はこの部屋で一人…いや、さっきから動き回っているゴキブリか何かと一緒の部屋の中で最後を迎えるらしいな…

だが、他でも無いララの部屋で死ねるなら本望だ

悔いはない…本当に…悔いは…な…

いや、ある!!」


活力を取り戻したあんにゃちゃんは、死の淵から復活する度に戦闘力が大幅に増すと言うスウィフト家の伝統の例に漏れずスーパーパワーアップを為し遂げた


「あんにゃ:凄い…力が溢れてくるみてえだ…これがオレなのか?」


手始めにさっきからうろちょろしているヤツを片付けようとターゲットに狙いを定めた


が、しかし


「あんにゃ:なん…だ!?貴様は!!」


ターゲットはあんにゃが想定していたものとは全く異なるものだった


「あんにゃ:小人?…そうだ小人だ!?」


小人と思わしきその小さな生命体は見たことの無い衣服を纏い、所々にこの世界の人間ではない特徴を持っていた

例えば触覚とか肌が緑だったりとか…


呆気にとられているあんにゃちゃんは、その小人(仮)がしきりに何かを訴えている事に気付いた


「小人:うぃぎぃぃーがるるうー」

「あ:…」


言葉は微塵も理解できなかったが、ある場所をおもいきり指差していたのでとりあえずそちらを見てみる


"猿の下半身"と題された絵の横に黒いモヤのようなブラックホールみたいな絵が飾られていた

題名は…


"黒いモヤ"


見たまんまだった


「あんにゃ:これは…ララの描いた絵だが…

これなのか?」


"黒いモヤ"と題された絵を指差し小人の反応を伺った

すると、やはり言葉を発し、またもや1ミリも理解できなかったが、リアクションから察するに

「うんうん、それそれー♪」

と言った感じである


ここで解ったことはこの小人(仮)は相当にノリの良いと言うことだった

だって意図が伝わったと分かるやいなや…


ハデに踊り出したから…


だがここまで解ったことはただ単に小人がその絵に関心があるということだけで、それ以上は進んでいない


それから5分は経っただろうか

ようやく歓喜の舞いを躍り終えた小人が新しいアクションを起こした


まず手を出し

手の平を上に向ける

そこにもう片方の手の指を中央に置き

それを乗せたまま移動させる


更に、

移動させる手はあなた

乗っている指は私

というアクションを見せた


そこであんにゃは「OK.わかったよ!」

という合図を送ると


また歓喜の舞いを躍り出し

そこから15分のインターバルを挟む

その間にあんにゃはどうすれば良いのかを予測し図を書き、躍り終えた汗だくの小さいオッサンにそれを見せた


それを見て、また歓喜の舞いを躍り出しそうになったが、歓喜の舞い禁止の図も描かれていた為にどうにか踊らせずに済んだ


あんにゃが考えていたのは、小人は何処からか迷い混み、黒いモヤの絵を見てとても気に入りもっとよく見たいから近くまで連れて行って欲しい


という小学生並の夢に溢れた推理だった


そうしてやれば満足して帰っていくだろうと考えていた


その考えは強ち間違いでは無かった

現にヤツは満足そうに帰っていった


ただその帰り道は思いもよらない所にあった…


読んでいただいた方ありがとうございます


つまらないと思った方すみません(>_<)


ララとリザーラのリザーラが何なのかをまたこの回でも明かすことができなかった…


さっさと進めたいけど何分ネタが少ないもんで(;´д`)

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