#1 国民的アイドルの憂鬱
はじめまして!紺野ユウキです。この度は、「国民的アイドルは、ヤンデレネトゲ廃人」を手にとってくださり、ありがとうございます。なつめさんちのガムテープの会の絵を小説化しただけなので、着地するかもわかりません。温かい目で見てください。
なつめさんちの元動画
https://www.youtube.com/watch?v=I2Hn9hUYAFE
「あー、もう!つまんな～い!!」
ここは都内のある一軒家。そこの家の中から、女の声が聞こえる。ジャージにパーカーという、ラフな格好からは彼女が日本を代表する国民的アイドルであるとは、想像もつかないだろう。彼女―細川マホは連日の仕事に、若干のストレスを感じていた。
そんな彼女は、仕事の待ち時間、twitterを見ているときにある広告を見つけた。
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[ネットゲームに対する欲求やまず]
別の自分を体験したい人がネットゲームにハマってやめられないでいるのを知っているだろうか。・・・(その後はなし)
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「新たな自分・・・」
その言葉に彼女は興奮した。ネットゲームの中なら、仕事のことを忘れて、忘れられるかもしれない、と思った。それから彼女は、ネットゲームアカウントを作り、一緒にゲームのことについて話せる人を探した。
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オレは、森河ゲン。マホちゃんが好きな、引きこもりネットゲーマーだ。そんなオレは今、理解に苦しむことが起こっている。
それは、どこか知らない場所の、知らない家の、知らない部屋で、手足をガムテープで縛られている。ということだ。
・・・なんでかって?オレが聞きたいよ!引きこもりだから誰かから恨みを買うこともないし・・・・・・とにかくここを出ないと。
そう思ってオレは、部屋の中の捜索を始めた。
・・・・・・なんか、すっごく動きづらい。あそっか、ガムテープで縛られているんだった。
