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200文字小説 てつなぎおに

 公園で、子供達が鬼ごっこをしている。


 鬼に捕まったら手をつなぐ、手つなぎ鬼。


 私も小さい頃やったなぁ。懐かしい。


 でも、今の私を捕まえてくれる鬼さんはいない。


 私の鬼は、海の向こうでお仕事中。


 もう一年も会っていない。


 私は私で、毎日忙しく働いている。最近はメールもしていない。


 向こうでいい人、見つけちゃったかな……。


「おーにさんこーちら、てーのなーるほうへ」


「……つかまえた!」


 一年ぶりの、大きな手に捕まった。 


 

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― 新着の感想 ―
[一言] しんみりとした雰囲気からの「きゅん」がたまりません!! 最後の台詞が「彼」だと明記されていませんが、これはこれで読者の想像をかきたてるので、私は好きです! また200文字に挑戦してください…
2016/02/07 10:54 退会済み
管理
[一言] 遊んでいる子供達を眺めながら、彼のことを思い出す。 すると、突然…。 そこで、彼からの一言があると“キュン”と来るのでは? なっちゃん、初めての200文字小説、お疲れ様でした。
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