第3話 1−5
[皆、モニター室に集まってくれ!]南条 司、ミホ、ピートの三人は眠い目を擦りながらモニター室に向かう。[何です?スモーキーガンナーさん。それに総理][ウム。緊急衛星中継だ。サイバークロウかららしい]
[全世界の諸君。お初にお目にかかるな。我らはサイバークロウ。テロ組織だ。見たまえ。中国の現実を][なんと!革命の象徴、天安門が爆破されている][そんなに凄い事なんですか?]司が総理に質問する。[アア。人民革命の象徴。その後、中国が躍進した。その建造物が破壊された。即ち、終わったのだ。中国の古き遺産が][新世代の幕開けがサイバーテロって訳だな]スモーキーガンナーが付け足した。[テロが世界を変えた。そんな話よくあるわよ。世界史に]ミホは腕を組んでいた。[俺の故郷、ブラジルにもいたさ。だが、規模が違いすぎる。確かに小さな小競り合いはあったかも知れない。今回は桁が違いすぎる。勝てるのか?あんなやつに]ピートは驚愕した。
[君らにお願いがある。我々と同じ志を持つ同志よ。今こそ立ち上がるのだ。餓えや貧困。差別や自由の無い世界を変えたくは無いかね?いつでも迎え入れよう]
[舐めた真似を!動乱の中では何も産むものは無い!そこに教育は無いからだ]総理は机を叩いた。