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HEAVY METAL 第3話

南条 司は国会の地下に案内された。最新鋭の機械と設備。それが彼の戦場だった。




サングラスの黒いじゃんバーの女が椅子に腰かけていた。少しサングラスをずらして品定めする。

[アラ?意外と若いのね。総理。私は安田 美穂。ミホで良いわ。重装機担当よ。宜しくね。坊や]




[重装機?なんです?ソレ][破壊力のあるキャノンを装備したマシンよ。ちなみに君はタイプから見ると軽装タイプね。小回りが効くマシンよ。利点があるのよ。ネット社会で使うマシンには。ついて来て。可愛がってあげるから]司はミホについていく。[歳は?若いの?][22。オバサンは?][オバッ………25よ!気を付けなさい!シワ1つ無いんだから!][すいません。ミホさん][紹介するわ。これがアルファード。で、ここが格納庫ね]




[これが俺のマシンか]倉庫には三台のマシンが置いてあった。




[ガシュッガシュッ。ウィーン。了解した。宜しくな相棒][喋るのか?こいつ][当たり前じゃない?貴方とアルファードは一心同体じゃなきゃいけないの。じゃなきゃネット社会で迷子になるでしょ?知ってるわよね。ネット社会は便利だけど一歩間違えると命取りになるの。ソレを防ぐ為よ][そうか。で、あの戦車がミホさんの][デルタード。本当はねもっと可愛いお菓子みたいな名前にしたかったけどダメだって][アルファード、デルタード。後の1つは?]





[ガチャッ。ハーッ良い湯加減立ったぜ。オオ。来たか?新人]金髪の背の高い男が頭にタオルを巻きながら入って来た。[俺はピート・ガリエル。日系のブラジル人だ。宜しくな。タコスでも食いに行かねーか?それともテキーラか?][ピート!時間が無いの!言ってるわよね!]





[揃ったか。俺は紹介したな。スモーキーガンナー。作戦本部長だ。以後、私の命令に従って貰う。早速だが時間が無いんだ。今すぐテスト飛行と模擬戦をやって貰う。最初の命令だ。乗れ!][操縦は?俺は運転免許なんか無いぜ][忘れたか?これはネット社会で戦う為のマシン。免許など必要ない。乗れ!時間が無いんだ]






…………僕は嫌なんだ。ネットハッカーなんて。嫌でも金になるからやってるだけで。引き際を探していた。本当は来るべきじゃなかった。俺は。場違いなんだ。こんな場所……………司はアルファードに乗り込む。





[知っているんだろ?君の去り際を。いつか師匠を越えてやる。昔チームを組んでいたコウ・ウエルズを越えてやる。それが引退なんだろ?][アルファード………俺の心が読めるのか?][アア。心配するな。そのうち解決するさ。進んでいればな。いずれ越える壁。それがあるから人は生きられる。人はソレを絆と呼ぶ者もいる][何をしている!皆、行ってしまったぞ!][わかりましたよ!行けば良いんでしょ!]司はアルファードの電源を入れた。辺りが一瞬暗くなりすぐに白金のステンレスの世界が広がった。[………もう見飽きたよ。こんな世界。俺だって知っているんだ!この白金の先には何も無い!そんな事知っているんだ!][どうしたの?司君][何でもない。ただ…………俺は………見飽きただけだ。こんな偽物!]





続く

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