夏空
少し意味不明な文章かもしれませんのでご注意下さい…。
お気に入りのアーティストの夏ソングを聴き、じっとしていられなくなった。
風とか勢いを感じれるその曲は、毎日なんの彩りのない生活を送る社会人な私に何故か刺激を与えた。
心が熱くなるのを感じた。カラオケで歌ってるだけでは物足りない、身体中でリズムを感じてもまだ足りない。
もっともっと何かが欲しい!今の生活のように何もないままでは勿体無い。
だけど凡人な、今まで趣味らしい趣味のなかった私には“求めている何か”が何かわからない。
刺激されて始めたギターも所詮はお遊びすぎず、いきなりの上達は見込めない。
スポーツだって
「自分には合わない」
とかですぐ挫折…。
でもあの曲を聴くと胸が熱くなるのを止められない。何かしなくちゃいけないきがして、私は街を駆けた。
ジョギングだとか陸上競技の練習だとかそんなものじゃなく、ただ無我夢中で乱暴に駆けた。日頃の運動不足で足がもつれそうだったけど、とにかく走り続けた。
「ハァ…ハァ…」
街から離れた丘にある公園に私はいた。無我夢中だった為に髪はボサボサ汗はダラダラ、はっきりいって最悪な格好。
「もうダメ〜っ」
芝生の上に倒れるように寝転がる。体を反転させ仰向けになると、夏の空が広がっていた。
高くて青い空に大きな入道雲が浮かんでて、時間を忘れ見いってしまった。
胸の熱さはまだかわらないけど何となく、焦らなくていいのかなって思えてきた。
もしかしたらあの曲はつまらない私の毎日を変えようとする、始まりの号令だったのかもしれない。現に私はこうやって空を仰いでる、考えがちょっとだけ前向きになった。
『私には私にしか出来ない“何か”があるかもしれない…』
私は立ち上がりちょっとはしたないけど、シャツの袖で汗を拭いた。
“何か”に出会えるまで頑張ってみよう、ギターも上手くなろう、スポーツだって何度でも始めちゃおう。
だってこんなにも胸が熱いもんね。
いかがでしたか?この話は実際に作者が感じていることです。
お気に入りのアーティストの曲を聞いて心を動かされ、自分にしか出来ない何かは無いかとよく考えます。スポーツが続かないのも本当です(笑)好きなんですけどね。
きっとこう感じてる人は少なくないと思います。そんな話でした。
読んでいただいてありがとうございました!