空ら
掲載日:2026/03/01
空っぽの身体に
ガラクタを詰めている
わたしの大事な宝物
命に等しいもの
全部焚き火のような
心傷
焼かれ
空っ風が冷たい
冷たくて暖かい
ジメジメしているのに乾燥しているみたい
温風を心の傷に当てられたらいいな
そしたら少しはダラダラ流れる
血みたいな汗みたいな唾液みたいな
胃液みたいな涙みたいな羊水みたいな
溢れ出るものが抑えられそう
夜は相変わらずいい匂いがするね
食べてしまおうかな
そしたらこんな感情も
ちゃんと咀嚼出来るかな
胃の中でちゃんと消化出来るかな
腸は余計な栄養を吸い込まないかな
わたしは指の皮剥いて
爪も噛んで
叫ぶの我慢してる
大丈夫大丈夫大丈夫
大丈夫大丈夫大丈夫
何回でも言うよ
何階でも言うよ
高さ828メートルから-430メートルまで
だから
咽び泣くのは許してね
許してね
許してね
さよならはしないから
ちゃんと前を向くから
明日に向かって
またね




