佐原駅編
今回は佐原駅より
佐原駅担当→佐原美子、水郷の街並みが好きな女性。
おはようございます。今日の語り部、笹川あやめです。今は朝の6:30でございます。…この後朝風呂浴びてくるわ。ラジウム人工温泉…?らしいから昨日の酔いも覚めるといいのだけど。
〜朝7:15頃〜
湯加減もシャワーもちょうど良かったわ。さ、朝食を食べに行こうかな…水輝?
「あぁ、おはようございます…」
「…飲みすぎたんでしょ。朝は軽めにしておきなさい。」
「はい…申し訳ありません…」
朝食はビュッフェスタイルだったわ。特にパンが美味しかったわよ。どうやら焼き立てらしくてこういうホテルでも力が入ってると思ったわ。
〜朝9:15頃〜
「おはようございます!今日は僕が案内しますね!」
「誰?」
チェックアウトも無事に終わったところで、ホテル前の人に声をかけられた。そういえば忘れてたわね。私たちの旅行に目的があるということを。
「あ、申し遅れました!僕は佐原壮介。いつもは大学で講師をやってます!」
「はぁ…」
「今日は僕が佐原の街を案内しますね!」
「そうでしたか。ではお願いします!」
それでまず来たのは伊能忠敬旧宅…どうやら日本地図を作った人らしいわ。
「当時の風景も知れて楽しかったですね!」
「はぁ…」
「さぁ!次は舟めぐりですよ!」
「ちょうど10:00だもんね。」
舟は気持ちよかったわ。歴史感じる佐原の街並みをゆっくり見ることができたのだから。ただ…このあと水輝はね…
「うっ…」
「軽めにしてよかったわね…まさか船酔いするとは思わなかったわ…」
「僕の案内はこの後終わりますけど、みなさんどちらへ?」
「私たちは銚子に行きます…そういえばご飯はここで済ませた方がいいですか?」
「そうですね…今いるのは南口なんだけど、北口の国道の方まで送りましょう!お店が多いので!」
そうして北口のお店がいっぱいある国道に着いたわ。途中で智也の影らしきものが見えたけど…やっぱり来てたのかな…
「あの橋、大きいですね…」
「水郷大橋ですか。あれで茨城にいけるんですよ…そうだ、このあと潮来とか鹿島神宮に寄ってはどうでしょうか?」
「気持ちは嬉しいけど遠慮しておくわ。私たちは目的があるのだから。」
「ですね…私たちのルーツを知ることが目的ですから。」
「…なるほどね。確かにいいと思うよ。それじゃあ僕はこれで。」
そして案内人には駅まで送っていただいたわ。この後の電車は…12:13ねぇ…
「鹿島線に乗りましょうよ!せっかくですし。」
「…たまにはいいかもね。このホームを真っ直ぐね。」
鹿島線は12:17。次の香取駅には何があるのだろうか。それは私にもわからない。ただ、結局佐原でご飯を食べることはできなかった…ホテルの朝食で腹満たしてきてよかったと感じたわ。
今回は佐原駅を紹介しました。
佐原駅は鹿島線との乗り換えができる主要駅で、佐原の街並みや伊能忠敬の出身地として知られる。
次回は香取駅と水郷駅から。