銚子駅編
〜一方その頃松岸駅前では〜
「あんたよ!私を騙しておいてまた厄介かけようとするのか!」
「美春…裏切ったのはお前だろ?先に殺してやるから弾喰らえよ。」
「絶対に嫌だね。守るべきものが他にいるのに。というか、あやめと水輝、放置していいのか?」
「構わないだろ。あの雑魚ども、俺がどうにかできるだろ。」
「ふっ。そうか…で、私はもう攻撃しないが?」
「…なら…死ね!」
ちょうど光が放たれる時、誰かが身を挺して美春さんを守った…
「あ、あんたは…」
「あんたたち、わしのことは構わないでいいから先に行きな。」
「はい!」
そうして銚子行きの普通列車に乗りました。みなさんどうも、小見川水輝です。このあとの語り部はあやめにでも投げておきますね。
で、投げられた笹川あやめです。間も無く銚子に着く頃、美春の電話から着信があったわ。
「美春お姉さん!」
「ひばり。私は銚子に着いたわ。」
「わかった!それじゃあ駅の前に来て!」
「はいよ。」
こうして駅の外に出た私たち。駅の前にはひばりちゃんが美春と抱き合っていたわ。妬ましい。
「何妬いてるんですか!」
「なんでもないわよ…」
「でも、ここは危なくないのですか?」
「このストリートピアノ前なら…たぶんね。」
「ピアノを弾いてるのは誰ですか?」
「彼女は銚子美咲。ピアノが得意なの。それに、もう少しで脱出できるそうよ。」
はい。ここからの語り部は橘美春がお送りするね。美咲が弾いてるストリートピアノ、これは数年前に設置されたものだそうよ。そして銚子駅舎は醤油蔵をイメージしたそうよ。
「みんな、ぬれせんもしょうゆソフトもなかったわ…」
「マジですか…楽しみにしてたのに…」
「あ、私が銚子美咲です!みなさんに銚子を案内したかったのですが…実はみなさん狙われてるんです!」
「そうね。馨と若菜は大丈夫かな?」
「…今準備してますね。」
〜一方馨たち〜
「ねぇ、転生装置はできた?」
「…私たち、あの2人と別れるのかな…」
「…私たちも転生しよう!」
「そうだね…もうすぐできるよ!」
転生装置ができたところで語り部は私、酒々井馨と水郷若菜がお送りします。…う、うん!私たちは転生装置を作ってできたのでみんなを呼ぼうとしたんだけど…
「おい!お前らはここで死ぬんだよ!」
「いやだ…」
「やめて…殺さないで!」
「無理だな。死ぬんだな。」
ラスボスのとおるが来たな。…あの人、怖い。また殴られる…
「みんな1発殴らないとわからないかな?」
「やっと本性見せたわね。」
「客人もまとめて殺そうかな。怜が命令したんだから。」
「あなたも洗脳されたんですか?」
「洗脳?いいや、怜と私は幼馴染でね。名前のルーツ?なんてどうでもいい。時間稼ぎして殺すのが目的だったんだよ。でも、良かったじゃん。最後に観光できて。」
「…みんな、こっちに。」
「転生させねぇよ!」
「こっちに来させるか!」
「へぇ!?」
突然知らない人が守った。…でも、あの人はあやめさんたちと一緒に来た…
「あんたのせいで安正さんは死んだ!」
「美春…嘘でしょ。」
「私への攻撃を庇ったんだよ!無理をして!」
「その結果死んだ…まぁ、ジジイだもんな。」
「それだけじゃない。壮介はあの後無理が祟ってめまいを起こして気絶した!飛翔と智也は佐原で別れたあと…あんたに見つかって殺された。最後に来れなかった正弘は…あんたもうわかってるだろ?」
「案内人…それは俺が案内したんだよ。最期の場所としてな!俺が全員殺したかった…俺が全部…でも殺せたのは疲れた正弘としいしばの2人のみ…でも何が悪い?」
「…なら、一つ教えておくわね。私たちは悪魔なの。ソロモン72柱の1人…何が言いたいかわかる?」
「悪魔か。現世に来ちゃダメやん。帰れよ。さもなくちゃ、俺が殺すか?」
「はい、ただいま悪魔に喧嘩を売りました。つまり、あなたは死にます。私たちを追いかける転生装置の中でね。」
「さぁ、戻るわよ!」
「えぇ。それでは、楽しい旅行ありがとうございました!」
「今度はゆっくりしたいわね!」
「待てよ…うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
とおるの断末魔が聞こえると、転生装置は影を形もなくした。暢は時空の狭間に閉じ込められで死んでいった。
この旅行の案内人の後日談を話していく。まず馨、若菜、ひばり、みのり、美咲はこのまま転生に成功した。また空と陽子も日を改めて転生することに。智也、飛翔、壮介、美春、水輝、あやめは元の世界に無事に戻れた。殺された?あれはただのフリをしていたと本人が後に語っていたそうだ。そのいっぽう安正はあの攻撃が直撃し、正弘は運悪くすれ違ってしまい、しいしばの2人は電車から降りた暢に殺された。そして本当の案内人たちはすぐに警察に連れていかれ、一部は裁判にかけられて実刑が決まった。かなり胸糞な結果になったかもしれない。しかし、この旅であやめと水輝は色々な成果を得ることができた。それはそれでいい話…なのかもしれない。




