表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
183/288

熱 6


「じゃあ、付けないほうがいいの?」

肘をついて私を見つめる朔さんの色香を含んだ視線は取り締まった方がいいと思う。警察官がプライベートでは犯罪級に色気爆発とか困るんですけど。戸惑うじゃん。


「ねぇ碧。付けて欲しくないの?」

鼓膜を揺らす甘い低音。彼の吐く息は私の耳を更に敏感にさせる。


「付けて……欲しく、ない、わけじゃ……」

私、クレーム言ってたはずなんだけど。伸びてきた朔さんの手が、指が、膨らみをふにふにと弄ぶ。先端には触れずに、ただ柔らかさを楽しんでいるようだけど。じれったくて、また脳が正しく動いてくれなくなる。


膨らみに彼が口付ける。花びらのような跡がまた一つ増えた。


「ここなら、いい?」

「服で……隠れるところ、なら」

「本当なら全身、俺の名前書いときたいところなんだけどな」

「ヤバめなこと真顔で言わないでください」

「あ。また敬語。もう一個付けようかな」

息が硬くなった先端にかかる。我慢していたはしたない声が漏れた。


「碧、まだ触ってないのに」

口角を上げて先端を口に含んだ彼は、私を強く吸い込んだ。

「やああっ……ん……ふあっ……」

「顔が、エロいな」

「あ……んっ……さ、くさん、言わ、ないで……」

「こんなエロい顔、他の奴には見せないでくれよ」

「見せ、るわ、け……ああっ……んっ……!」

一瞬あてがわれたと感じた瞬間、彼に貫かれていた。卑猥な音が羞恥を誘う。

「全然触ってなかったのに。こんなに濡れてるなんて悪い子だな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ