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afternoon tea 8


「ということは、彼氏って」

「そう、満紘」

「幼馴染と…っていうのはよくあるけど。梨愛、一人暮らしじゃん?満紘くんとどこで再会したの?」

梨愛ちゃんの彼氏さん、満紘くんはどうやら幼馴染っぽい。そう、どこで巡り会ったのか、それ大事。


「うちのアパートの、隣の部屋に越してきたの」

「ええっ‼︎そんなことある⁉︎」

澄麗の顔がパァッと明るくなっている。もう、さっきの年下男子とのことでの落ち込みからは復活したんだな。


「運命、じゃないの?梨愛ちゃん?」

言いながらも私がニヤニヤしてしまう。私と同じく浅見さん推しのお眼鏡に敵う年下イケメン。最高じゃん?


「運命……うーん、そうなのかなあ…?」

言いつつも頬が緩むのを止められない梨愛ちゃん。本当に幸せなんだな。いいなあ。羨ましい。


「ねぇ梨愛ちゃん。その、満紘くんは浅見さんには似てるの?」

「え、もしかして英ちゃんも浅見さん推し?」

「いかにも」

「えーっ!もっと早く言おうよ!そしたら「キャラメル⭐︎マキアート』についてもっと前から熱く語れたのに」

「ほんと、梨愛ちゃんが同志だって知れて嬉しいよ」

「英ちゃん…」

『キャラメル⭐︎マキアート』について語れる同志がいるなんて。もう最高じゃん。


「あの…その、『キャラメル⭐︎マキアート』はいいから、リアルの彼氏の満紘くんについて語って貰えないかな…?」

澄麗が遠慮がちに放った。やっと澄麗のケーキが減り出した。やっぱ話し手だと食べるの遅くなるから、澄麗は聞き手じゃないと食べられないんだろうな。

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