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afternoon tea 4


「──で、澄麗ちゃんはどうなの?例の年下男子とはどこまでいったのかな?」

ニヤニヤの止まらない梨愛はスコーンにクリームチーズを器用に添えて口にした。


「どこまでって…全くもって何も無いよ」

この4人の中でも一番食べるのが遅い澄麗は、オードブルを口に運びつつも遠い目をした。


「え、どういうこと?」

英が目を丸くした。


「やっぱり九条先生二股かけてやがったのか…?これはもう、成敗案件だな。」

私の怒りも食欲も止まらない。カフェ・オ・レ2杯目頼もうかな。


「ううん、彼女とは別れたって言ってたんだけど…」

苦笑いの澄麗に「別れたなら問題無いじゃん」と追及を続ける梨愛。そういう梨愛も何かありそうな気がする。幸せオーラを放つ何か理由がありそうだ。


「こないだ、ね。夢に九条くんが出てきたことがあって。話のついでにそれを本人に言ったの」

「お、澄麗ちゃんにしては珍しくあざとい技使ったね。そういうのしなさそうなのに。…ゔっ…もうこれ紅茶出過ぎ。お湯足さなきゃ」


ウェイターさんを呼んでカフェ・オ・レのおかわりと足し湯を注文した。



「えっ…それ、技だったんだ」

「澄麗、知らずに九条先生に言ってたんだったら結構な魔性だよ?」

ていうか、男性にしてみれば告られてるも同然って聞いたことあるぞ。

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