Shalimar 6
舌が絡む度に、脳の奥がじんとしている気がする。頭がぼうっとして何も考えられない。
目の前には満紘の顔。一瞬見えたかと思ったらすぐに唇を塞がれて、満紘の顔が見たいのに近過ぎて見られない。
誓いを交わすように互いの服を脱がしていく。Tシャツを脱いだ満紘の上半身は逞しくて。直視出来なくて目を逸らした。
「梨愛。ちゃんと俺を見て」
知らぬ間に男になっていた、幼馴染の可愛い男の子。もう可愛いだなんて言葉は似合わない。溢れ出る色気で、私のタガが外れていく。
私の身体を締め付けていたそれを、満紘が器用に外す。暴かれた身体に、彼はそっと触れた。もっと触って欲しくて掌を背中に這わせた。
「もっと…触って…?」
満紘の目を真っ直ぐ見つめて懇願する。噛み付くようなキスが降ってきた。膨らみを揉みしだかれ、先端を弾かれる。電流のように快感が脳に走る。口は塞がれたまま、私の声が漏れていく。
内腿を何度も撫でられ、身体の奥が疼く。満紘の指先はそこに辿り着きそうで辿り着かない。焦ったくて満紘の脚に誘惑するように太腿を擦り付けた。
十分過ぎるほど潤ったそこを、満紘の指先が触れた。探るように掻き回すその指に翻弄され、私の意識は薄れていく。私が私でなくなっていくような、不思議な感覚がした。
指先が蕾に触れたとき、喉の奥から悲鳴が漏れた。