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⑴『箱に詰められた、ハート型の神々』

⑴『箱に詰められた、ハート型の神々』



何を言い出したんだろう、何が言いたいんだろう、常々に意識は、神々のことを、思考している。ノイズのかたまりのごとく、自力で発明した、賛歌の数々が、うつろに先を行っている。しかし、そんな出来事も全て、小説という箱に詰められ、収まってしまうのだ。



いろんな次元の、いろんな風景画、俺はそれらを見る度に、頭痛と苦悩が再発する。まるで、病名のない患者のように、街を彷徨っては、不確かなる自己、云わば、カテゴライズされない自己というものを、俯瞰しては、絶望するという訳だ。



ハート型をした、神々は、俺に口答えをするな、と命令する。俺にだって、言いたいことはあるのだ、白状したい罪はあるのだ、共存のために同意の意思を示したいのだ。無情な世の中で、俺は今でも、箱に詰められた、ハート型の神々に、苛まれている。

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