貢がされる
身体の性能を一通り試し終わった頃にお兄ちゃんから念話が入って合流の為に中央の噴水へと向かった。
「どうだった?」
「なかったから棍棒買ってきた」
棍棒……。
「ひのきのぼうよりは強いといいね」
「まあ使い方次第だな道場もあるっぽいから偶に通おう」
いいと思う、でも一人になるのは寂しい。刀を作るか見つけた時の為にお金を稼いどくのもいいだろう。
お金の単位は円のままである。マップらリアルと変わらないのでアメリカならドルになる……はず。
「それでいくら位になった?」
初心者にしては頑張ったはずだ。そう思い聞いてみたが少し気まずそうな顔をしている。
カッコいい。
「いや〜…4000円位にはなったんだが半分くらい貢がされた」
「…!!」
「邪神に」
「まぁまぁ仕方ないよ」
女に貢いでたら殺してたかもしれない、もちろん女を。
「そういえば邪神に貢いでなんかいいことあるの?」
「さ〜? んっ? なんか信託来た、気が向いたら助けてやるって」
「そっかー」
そうとしか言えない。
「それでなんだが……」
部屋が二部屋取れそうに無いってことか。
「確か1番安い所で一部屋1拍1200円くらいだったよね」
「あぁ、でこの棍棒が50円で貰えた、武器とは言えないからって。それでスズが泊まればいいかなって、俺はログアウトするし」
「いやいや一緒の部屋でいいよ」
「でも兄妹でそれは……」
「兄妹でもそれくらい普通でしょ」
「分かったよ、俺は椅子かベッドあたりで寝るよ」
「一緒のベッドで寝よーよ」
「それはアウトだろ」
「私達はふーふなんだからいいよ」
「兄妹だよ!」
手も出していいよ。
まぁ一緒に寝られるだけで良しとしますか。




