表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

作戦会議

 街の中に入って西の門からでて西の森に到着しました。吸血鬼は入れないけど見た目は人間とあまり変わらないからね。検査はお兄ちゃんだけでお嫁さんの私は素通りできたのだ。


「お兄ちゃんチュー」


 ここまでの道ですべての敵を避けて来たため少し疲れた。なので首筋に牙をたてて血を貰う。うまし。


「おーい何してるんですか?HPが減ってるんだが」


 あっ、ほんとだ


「チュー」


「気付いても続けるのね」


「ぷはッ、お兄ちゃん美味しいよ」


 うまい。なんていうか蜜柑の缶詰みたいな味。


「俺HP半分きったんだが」


「じゃあ作戦会議しよう」


 西の森はβ版では15lv推奨で無策だと私達はかなり無謀である。出てくる魔物は蛇、蜘蛛、フクロウなど結構な種類がいて対策は難しい。


「そうだなじゃあ取り敢えずステータス確認するか」


「そうだね」


 お兄ちゃんのステータスはこうだった。


リリー 種族 人間 lv.1

クラス メイン 剣士 サブ 邪教徒

HP 100 MP50

str 50

vit 0

agi 15

dex 15

int 15

ruk 5

スキル

《剣術》《生贄術》《空間魔法》《鑑定》


「え?何このスキル。4つしかないじゃん」


「生贄術と空間魔法が複合スキルなんだよ、取り敢えずみせるぞ」


 複合スキルとはいくつかのスキルが混ざっているスキルである。


生贄術


《邪神信仰》《死体操作》《禁忌》の複合スキル。


 禁忌の入口へようこそ


邪神信仰


 邪神を崇めよ。


死体操作


《指揮》《生命操作》の複合スキル


取得条件 禁忌に触れていること


禁忌


知ることは許されない


空間魔法


《光魔法》《闇魔法》の複合スキル


「やばっ、なにこのクラス?」


「いや〜サブは何でもも良かったからランダムでお願いしたんだよ」


「どうりで知らないクラスな訳だ。β版なはなかったしね。吸血鬼より立ち悪いんじゃない?」


「そうかもな。検査ひっかかんないし。あと魔法はせっかくだから空間魔法使いたかったんだ。今までのゲームで基礎の魔法は使い慣れてるからな」


「へーってスキル足りてなくない?」


「それはなんか選んだんだが消えてな」


「バグ?」


「違うと思う。なんか『《解体》《隠密》は捧げられました』って出てきたし」


「えー…」


 なにそれ絶対やばいやつじゃん。


「そう言うお前も変なスキル構成だな。」


「変?結構隙のないお嫁さん構成だとおもうけど?」


「それなら確かに、って俺が振ったらどうするつもりだったんだよ」


「首吊り。それでも吸血鬼は死ねず苦しみ続ける」


「ヒェッ」


 それくらい普通でしょ?


「まあ良かったよ。一応戦闘職に精霊術師か。でもこれハズレ職でしょ?序盤はあんまり使えないし。何でこのクラスなんだ?」


「いやーシルキーって居るじゃん。精霊契約って妖精ともできるんだよ」


「まさか契約した精霊達に」


「そう。家事を手伝って貰うんだよ!」


「そっか…ありがとな…」


 むふふ。なんか微妙な顔してるけど許そうではないか。


「少し脱線しすぎたか?作戦会議を始めよう」


「私達みたいに無茶して入ってきた人をつけて魔物に殺されかけたところで両方とも頂く。」


「却下。PKはあんま好きじゃない。でも全滅を待ってHPの減った魔物をキルするくらいならいいか」


「あと蛇は先制とれば多分私達のPSなら行けるよね?」


「そうだな。str的に俺は掴めば、スズも噛みつけばなんとかなるだろ。お前マムシ食べれたから大丈夫だよな?」


「うん」


 ちゃんと処理すれば美味しいのだ。そのままだと美味しくない。それに毒あるかもだし。


「それ以外は逃げるぞ、俺のHPも回復したし行こうか」


「了解!しゅっぱーつ!」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ