その他「痛っ」異世界恋愛「あら、ごめんあそばせ」
異世界恋愛「あまりにも存在感がないので、そこにいると気づかず突き飛ばしてしまったわ。悪気はなかったのよ。でも、あなたももう少し分を弁えたほうがいいわね。異世界という素晴らしい空想の世界で繰り広げられる甘い恋模様、あるいは危険な恋の駆け引き、もしくは笑いの零れるラブコメディー。誰もが夢中になって読みふける超人気ジャンルの通り道に、あなたのような弱小ジャンルがぼーっと突っ立っているからそんな目に遭うのではないかしら?」
現代恋愛「それはあまりにも横暴じゃないか! 大体、異世界なんてあまりにも現実離れしていて感情移入しづらいんだよ。あくまでも現実世界の中で描かれる恋愛だからこそ、まるで登場人物になったかのように物語にのめり込み、胸をときめかせることができるんだ」
ハイファンタジー「惚れた腫れたの色恋沙汰なんて、もう飽き飽きしている読者も多いと思うけどな。どうせくっつくか別れるかの二択しかないんだし。それよりもどうせ異世界が舞台なら、自由に仲間とダンジョンを冒険して成り上がっていくほうがワクワクするに決まってるぜ!」
ローファンタジー「これだから異世界脳は困る。ファンタジーは現実に根付いているからこそ圧倒的な臨場感が生まれるんだ。教室に突然乱入してきたテロリストと、突然芽生えた不思議な能力で戦う妄想をしたことがない中学生なんてこの世に存在しないだろう?」
純文学「ああ、どいつもこいつもまるでアニメや漫画をそのままただ文章にしたかのように、どこまでも幼稚、軽薄、空虚で本当に嫌になる。丁寧に紡がれた言葉の繊細な美しさというものを全く理解していない。一片の文字が無限の世界を生み出すのが真の文学の素晴らしさなんだ」
ヒューマンドラマ「大事なのはその言葉で何を伝えたいかでしょう? 読者が人間である以上、人と人との交流、そこに生まれる感動的なドラマに心を惹かれない者などいないわ」
歴史「描かれている世界を楽しむ中で自然と教養が身につき、既に背景となる前提知識を十分蓄えているものには、より深い味わいを提供できる歴史ジャンルこそ最も高尚かつ教育的である」
推理「受動的に読み進めるだけの読書なんて退屈だよ。脳をフル回転させて、手に汗握る時間を味わえるのはやっぱりスリリングな推理モノしかないでしょ?」
ホラー「……読者に最も強烈な印象を刻みつける感情、それは恐怖……」
アクション「バアアアアン!!! ド派手な漫画、アニメや映画に慣れてる現代人には、やっぱりアクションがなきゃ小説も楽しめないよ。文学は爆発だ!!! ドオオオオオン!!!」
コメディー「アクションうける~。あはは~。小難しい内容よりも、ストレス社会で戦う人たちには気軽に笑って楽しめる物語が必要とされてるんじゃないかって思うけどな~」
VRゲーム「今の時代に合わせるならやっぱりVRでしょ! そのうち小説だってゴーグル装着して読むようになるかもしれないし」
宇宙「人間の本質は止まることを知らない好奇心と探求心だ。読者の求めるロマンは、頭上に広がる宇宙にこそ存在する」
空想科学「魔法や異種族自体に拒否反応を示しちゃう人も結構いるんじゃないかな。やはりファンタジーにも最低限の説明だとか理論の下敷きが用意されていないと入り込めないよ」
パニック「くぁwせdrftgyふじこlp!!!」
童話「大人も子供も楽しめる、ほのぼのゆったり和やかな時間を皆様に提供できるのは童話ではないでしょうか」
詩「みんな それぞれ 違うから 分かり合うために 言葉がある」
エッセイ「そういう子供騙しの綺麗ごとで無理やりいい感じにまとめようとするのはどうかと思うんですよね。結局それって思考を放棄しているのと同じじゃないですか。『みんな違う』じゃなくて、何がどう違うかっていうことをまずきっちり議論していくことから始めませんか?」
その他「なろうって本当にいいもんですね~」