01 誰かが勝手に語っています
これもまた発掘品であるが書きかけのものである。
連載中のものと平行してこれの続きを書いていこうと思います。
今回はX指定とかつけなくてよさそうだからちょっと安心しています。
お化け屋敷シリーズ
1『小馬家屋・指揮のお化け屋敷』完結
2『陸奥・品図の死なずの苦の道』完結
3『ド・マリニーの鏡』
4『ツァトゥグアの世界』連載中 ←←←
5『約束の居場所』
6『魔王・玖珂子とおうまが刻』
7『早瀬川流の二択道』
8『奔走する万』
9『最初の砕期』
登場人物
魔王―――玖珂子
助手―――鎖守・??
教授―――玖珂・師亜
魔術師―――エイボン
ナイアの下僕―――丸々・丸
壁の向こうの女―――???・??
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実数は実数、虚数は虚数。はて・・・意味がわからない?―――よろしい、指導を始めましょう。
それは今私とお前が存在している事、そのままなのだと云う事を・・・・。
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この世界は異常だ―――
サイクラノーシュ(土星)とハイパーボリア
かのエイボンの書にも記述されているその地名。
今、私はその2つが存在する場所に立っている。
此処は地球――――、しかし塗り替えられた地球。
きな臭い・・・、ここまでかけ離れた地球は久しぶりだ。
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さぁ、物語が始まるよ。
今の私は傍観者、だからこの物語を見ようじゃないか?
さて、面白いお客さんが来たものだ。
これは予想外、私も考えていなかった。
だからこそ面白い。
異端は大いに歓迎。
暇な時間が薄れる。
退屈な時間は少しの間だけなくなりそうだ。
はて、私は誰か?
そんなことはどうでもいい。
私は語り役者、物語を見て、君をいざなおう。
ではまず、この青年から見てもらおうか。
なにちょっとしたキャラさ。
サブキャラと云ったほうがいいかな?そんな彼の物語から始めよう。
それでは始まり語りからどうぞ。