タコとの遭遇になる かもしれない
地球に存在している人類が、宇宙の探索を始めてかなりの年月がたっている。だけど未だに、生命体の発見には、至っていない。
地球において、最も高度な知識を持ち得た人類。いつしかその青い星は『人間至上主義』の思考が、世界を支配している。
存在する生命体の最高位、その力を持って何を蹂躙しても、強いものが許されるとの考えが世界を創っている風潮がある。
かつては確かに存在していた、目に見えないモノ達、気配を確認出来ない『神、仏、悪魔、鬼』と呼ばれし者たちは、人工の光の文化の発達により、
いつしか薄れたり、本来の姿を変え、イベントの為に持ち上げられ、奉られる存在に成り果てている世の中。
そして、地球において知り得ぬ不可思議も、多々ある中にも拘らず、人類は宇宙へと探索の手を伸ばしている。
そこに何をもとめてるのか、資源の開発、領土の拡張、各国の最高技術の披露の為か、戦争の準備の為か、そこに何があるのか、飽くなき宇宙を追う人類の好奇心。その中に、
もしも我々より、はるかに高度な知識を持ち得た生命体が存在しているという前提は、無いのだろうか……
先人は言う『知りすぎるは毒』と……
火星、マーズ、地球型惑星である。重力が弱く、かつて持ち得ていた、大気や水が消滅した星。四季がある惑星。
一説によると、過去には水深千六百メートルに至る海が存在し、北半球を埋め尽くしていたとか、その大量の水は、現在、火星の玄武石に蓄積されているとか、言われている。
赤い星、酸素の存在がわずかに有るために、大地の土と合わさり、酸化し錆びる事で、その色をなし得ている錆色の星。
マーズにはオリンポスがあり、そして赤い星は、衛星フォボス、デイモスを従えている。
この名前を聞くと、うすら寒くなるのは気のせいだろうか、まぁ、名前をつけたのも、何処かの国の人間だし、所詮は人が決めたこと。
火星に存在している、酸素も地球に比べると、ごくわずからしい。とてもながら生命の存在維持が、出来ない程の稀薄濃度。
しかしその酸素濃度で十分生きれる『タコさん』が、密かに住んでいたらどうする?人類。
人類の歴史に置いて、弱き民族は強き者達に蹂躙され、その独自の文化も、持ちうる遺伝子さえも否定されている。
勝利国に、全てを勝ち組色に染めろと言わんばかりに……そして、その考えが宇宙に向かう、
人間のお姿ならばいい。敵対する宇宙人が、その一言につきる。
そして持ち得る技術、資金が地球人より、低いといい。もし高位だったら、地球の文化も人類も蹂躙される、かもしれない。
タコさんの子供を産むようにー、と敗戦星となった地球に、色々来られるかも……知れない。
女性だけの心配ではない。相手は宇宙人だから、地球人に置いての性別は、関係無いかも……知れない。
摩訶不思議な、理解を越えた戦争相手となる確率が高いので、出来ればお互い発見に至るのは避ければいいと、個人的に思っている。
とりあえず火星には、稀薄稀薄ながら酸素が存在している。そして『水』両方がそろうと、わずかに生命の営みの可能性が、有るらしいのだ。
火星に水、無いかと思いきや、有るかもとの文献を読んだ。それは火星の玄武石に秘密が有るらしい。
火星の玄武石には大量に含まれており、それを石ごと溶解すれば、水が手にはいると一説は言う。
タコさんならそれを成し得るのではないのだろうか、いや、そもそも水や酸素は、生命の絶対要素と言うけれど、
対するは宇宙人、地球の道理は通用しないのではないのだろうか。
酸素、水以外の物質が、それの代用になっているのではないのか。ならば、火星に拘らず、もしかして、もしかすると……
水金地火木土天海……それぞれに、独自の進化の歴史、科学力の結集において、宇宙人至上主義なる世界が有るかも知れない。
そしてはるかに遅れている、人類至上主義世界を、ほくそ笑み眺めているかも知れない。
姿を隠すなど、タコさんには簡単だと思われる。簡単、あれを使えればいいだけ
『光学迷彩』宇宙人ならば、個人的に使えそう、ハイファンタジーで、お馴染みのあれを、透明の術。
なので、人類至上主義より、宇宙人至上主義の方が何やらお強い気がするのは、気のせいだろうか……
そういえば、月、地球の衛星の月。きっと、何か住んでると、個人的に思っている。それはウサギか、何かは分からない。なので、日本らしくウサギに仮定して……
そう。月には光学迷彩を扱える、ウサギさんから進化した一族がいて、毎夜何か地球に向かって放ってると思われる。
どんどこ、おらおら祭りを、餅をつきながら開催しているかもしれない、ちなみに、お隣中国では雪合戦してる、月の神様達。
なので、地球人は、月から降り注がれる、どんどこを察知すると、何か心にうごめくモノが、うごうごと盛り上がって来て……
その妖しげな月光に反応し結果、知らず知らずの内に、
アオーン、と遠吠えを上げ、変身するのかも……知れない。
それか、ぶつぶつと呪文を唱えながら、キーボードを叩く、妄想人に変身する……のやもしれない。
何かを、不可思議なオーラを知らぬ内に、取り入れさせられている……のかも知れない。
青白き月の光よ、妖しげなオーラを放つうさうさ一族よ、
赤き星、戦う神、そして数多の神々がすむオリンポスがある地に住む、タコ一族よ。
そのうち遭遇するかも……知れない。そしてその時人類は、
後悔の海に、藻屑のように漂っているかも……しれない。
そして、この話は色々参考文献から読み取った、個人的意見でありタコさんも、ウサギさんも、未だに発見には至っていない。
遠いか、近いか、分からぬ未来、海に藻屑に成り果て漂う地球人が、いないことを切に願う。
ちなみに、宇宙人がチワワ様とか、トイプードル様のお姿なら、私は即座に敵対する宇宙連合に席を移すのは、当然なのは言うまでもない。
我が家には、チワワ様が皇帝で君臨されておりますゆえ、ハイ、トイプードル様も好きなのは言うまでもない。
『完』