表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/12

2.母さんやっぱすげえ

結果的に言おう。けっこう似合ってると思う。


腰まであった黒髪をバッサリと切った。そして学園の制服(もちろん男子用)を着る。もともと、女子の平均よりも背が高いし筋肉だってそこそこある。鏡に映った自分を見て「最初から男に生まれたかった。」と思ってしまった。


黒髪に少しツリ目な紅い瞳、少しだけ手足が細いぐらいで結構違和感ねえ。「うん、お似合いよ!攻略対象よりもイケメンなんじゃないの?」と母からのお墨付きも貰えた。


なんか作法とかいるのかなー?と思ってたけど、学園は表向きは無礼講じゃ!的な感じらしい。まあ、テキトーでいいってことよ。


学園には15歳になったら入学しなければならない。ということなので、めっちゃ剣の練習をした。座学も学んだ。一応作法も勉強した。魔法は…なんか止められた。極大魔法を打とうとしたからかなー?なんか父と母が慌てて、二人がかりで魔法を消してたよwわざとじゃないよ!


そんなこんなで、さあ15歳。来週から寮からの学園生活!母さんから「ヒロイン達の恋愛を出歯亀...もといクラスメイトとして見守り、国に目をつけられない程度なら暴れてもいいよ」と言われました。国に目をつけられないを強調して。国に目をつけられるってそんなこと、あるわけないじゃないですか!はーっつはっはっはー....はあ。できるだけ気をつけます。


私は父と母の影響か魔力をたくさんもっていて、しかも転生者。記憶が戻った8歳の頃から、前世の記憶を生かして新しい魔法を作ってました。世間には出てないから、使ったら目立つってことだろう。自重します。



ある日母さんに呼ばれて、母さんの部屋に行くと


「エリさん、エリさん。ちょーっとお願いがあるんだけど、これを使ってスチル撮ってきてくれませんか?」


とカメラらしきものを持って言われた。カメラってこの世界になかったはずなんだけど?


「この7年間ずっと研究して作った。このカメラの性能には1回魔力を込めると持ち主以外の人から見えなくなる。しかもフラッシュも無いし、音も出ない。完璧盗さ...完璧スチル撮りができるわ!」


母さんやっぱすげえ、普通のカメラの前に盗撮用カメラを作り出しやがった!ありがたくご頂戴いたします。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ