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5話 学校到着!前編

僕は相棒である自転車に跨り(またがり)

学校へ向かっている途中、ふとこんなことを考えてしまう。本当に十六夜市は何もない。

学校の近くに行くと

コンビニやスーパーや飲食店が立ち並んでいる

のだが、僕の家の周りは住宅はあるが、

住宅以上に田んぼが多い。例えば、

◯ん◯んびよりに住宅が10軒増えた感じだ。

そんな田舎道を僕と相棒は緩やかにペダルを

踏み進めたのだった。30分ぐらいすると

住宅地が一気に増え活気に溢れていた。

「よくこんな朝から頑張れるねぇ〜」

気の抜けた僕の声は誰にも届かなかった。

5分くらい経つと学校が見えてきた。

もう少しで学校に到着する寸前

ここで問題が浮上してきた。

「んー。自転車置き場どこ!?」

「誰かに聞く?」

いやありえない。コミュ症には難易度

高すぎるw。太鼓の鉄人でオニフルコン並だ。

しょうがない自分を目立たないようにして

自転車置き場探すか。そんなことを学校に

行く道中考えていた。学校に着くと、

すごく綺麗な学校がそこにはあった。

例えるならクラ◯ドに出てくる校舎に似ていた。

そして僕は落胆した。

「はぁー。探す手間も無かったな」

なんと正門の右側の奥に自転車置き場

1年生〜3年生までの自転車置き場が指定

されていた。「おいおいさっき考えていた

時間勿体(もったい)ないな。」

「さて自転車置いてきますか」

僕は相棒を自転車置き場に置き…。

「僕は、どこから入ればいいんだ!!」

「昇降口でいいのか、いや僕はまだここの

生徒じゃないし、先生や来賓の方が入る

昇降口に行けばいいのか?うーん」

とりあえず時間を見よう。8時39分か。

時間はあるし急ぐことはない。

落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け

「よし!先生や来賓の方が出入りする所に

行こう。」なぜなら、先生や来賓の方が

出入りする昇降口とは職員室が

近いという無駄知識

を備えていた僕は、そっちの昇降口を選択した。

僕は先生方が出入りする昇降口へ向かった。

さすが綺麗な学校だけあって、中も綺麗である。

僕の学校はシンプルで歴史の残る汚れがついてる

感じだ。正直当たりだと思った。昔から学校が

あるのは知ってたが、行く機会が無かったため

まじまじと見るのは初めてだった。そして

靴を誰も入れていない靴箱へ入れた。

読みは的中した。左側に職員室と書かれた

プレートを見つけた。そして職員室の

前まで進むと途端に緊張してきた。

手は手汗で濡れ、心臓は自分でもわかるほど

音を立てていた。しかし、

行かなければならない。帰ったらラノベ帰ったら

ラノベ帰ったらラノベ。僕のおまじないである。

よく効くんですよ〜。所詮(しょせん)自己暗示

である。なので短期決戦が望ましい。

僕は職員室の引き戸を3回ノックし失礼します。

と言いながら入室した。

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