追記・底辺作家の恥の上塗り
翌朝、S女史から電話があった。
S「LED。非常に親切な有志の方からご指摘があったぞ」
え?
S「君の書いたエッセイだが……『「日間文芸・SF・その他異世界転生/転移ランキング」で5位になっている』のを確認したそうだ。
私も今見てみたが、間違いないようだよ」
なん……だと……
S「あと昨日、異世界転生・異世界転移タグを外した結果、エッセイジャンルの日間2位にランクインしている。
おめでとう。底辺作家が夢にまで見た一桁ランキング達成だね」
……ああ。そうだね……
S「……あまり嬉しくなさそうだな?」
昨日の自分が……大騒ぎしていた自分が恥ずかしい……
S「まあ、私も横目で見ていて指摘はしたかったが。
昨日の君はちょっと怖かったからな。冷静になるのを待ってからの方がいいと思ったんだ。
そもそも君、あのエッセイ書いた目的は何だい? ランキング1位になる事かい?」
いや……そんなんじゃない……勢いだけで書いたけど……
いろんな人に自分の事を知ってもらうために……そして話し合うために……
S「……そうか。それが分かっているなら、いいんだ。
今回の事でよく分かったろう。ポイントと、ランキングにこだわる事。
それが周囲の人間からしたら、いかに愚かで滑稽に映るかって事が」
……はい……スイマセンでした……
これを読んでいる皆さん。
私のようにならないでください。二重の意味で。
今度こそおしまい。