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音楽ってなんだろう
ここ二、三年前から思っていたことだが、テレビで流れるJPOP音楽で、歌詞がよくわからないものが多々ある。同じ言葉の繰り返しがほとんどだったり、全体を通して何を言いたいのだろうと思うものが多い(そもそも、歌に言いたいこと、作詞の主張なるものがないのかもしないが)。もちろん、これは僕個人の感想である。
もし、この傾向が正しいとすれば、次のことが思いつく。最近の音楽は、そのメッセージ性よりもその曲のノリやテンポが重要であって、歌詞自体ではないということだ。
なぜ、テンポやノリが重要かといえば、もちろんその曲が話題になりやすいや、CMに使われやすい、売れやすいからというのもあるが、今の曲は、座って耳を澄まし聞くようなものではなく、通勤中などの移動の際、あるいは室内のBGM、車内音楽として利用されることが念頭に置かれているからだろう。
歌詞よりも、テンポの優位。別に、それが悪いとは思わない。ただ、そうなっているんだろうなぁ、ということだけである。