出不精は、デブいぞ!
あまりにも出不精だ。ああやこうやと自分に理由をつけて、外出しない。まさしく僕は真の出不精だ。
いま振り返ると、僕には海外に行くチャンスが二回はあった。一つは、知り合いがドイツにいたこと。相手は、僕が来ることを歓迎してくれたから、僕が行こうとすれば行けた。ある程度は向こう側が工面してくれるから、かかる費用も少なく済んだのに行かなかった。理由は、「お金がかかる、面倒」というデブい理由。
二回目は、友人がアメリカに一年間行ったとき。幼稚園から知っている友達だったから、こちらから積極的に言えば、向こうで会えた。だけど、同じようにデブい理由で行かなかった。
たしかに一人旅行として、どこかに行こうと思うのは、ハードルが高い(これも言い訳か・・)。しかし、向こうに友人がいたり助けてくれる人がいるなら、行けばいいじゃないか。だけど、出不精な僕は、ああやこうや言い訳をつくって、外出を嫌った。
数少なくなった学生の夏休み。
「まだ若いから機会はある」と言い訳をする自分を変えたい。だけど、思っているだけでは変わらない。
そう思って、「出不精は、デブいぞ!」と言い聞かす。




