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自己紹介 明日  作者: 千早 ぶる
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すみません

初めて書きました。自己紹介です。明日を考える私の話です。拙い文章で間違いもあるかと思いますが読んでいただけたら嬉しいです。

 明日は、頭が痛い。明日天気予報が雨だからとか、明日の予定に気乗りしないからとかではなく。明日は頭が痛い。

 明日は腹が痛い。最近何を食べても腹を下すので明日もきっと腹が痛い。明日は体が痛い。昨日歩きすぎた。明日は眠くならない。明日に限らずしばらくそうだし、明日すぐ良くなるなんてことはないからだ。明日はやる気が起きない。明日に限らずしばらくそうだし、明日こそやる気が起きる気は毎日しているが、明日になるとやる気は全く起こらない。

 こうして私のネガティヴが台風の目になって、これを読んでいる人の感情に作用して更地にしてしまう。人の役に立ちたいと願えば願うほど、気持ちだけが大きくなる。想像とかけ離れた自分を嫌悪し、自分の自尊心という名の恥部が表現の自由という言い訳で、隠して心に秘めておけば良いものを、こうして視覚化してしまった。自分はなんて傲慢で我儘で非合理な人間なのだろう。

 「明日になれば」

 なんて何も成せていない自分を正当化し、何も変わらない自分を明日の自分に押し付けて今日を閉じる毎日。一体明日には何があるのか。明日とは今日の地続きなのに。繰り返す毎日の片にすぎないのに。いつから明日に願掛けするようになったのだろう。

 自分に期待できないのは幼い頃からだ。成功体験より失敗した時の情景を追体験するように鮮明に思い出される。頭が痛い。褒められた記憶よりも叱責を受けた記憶の方が多い。失敗を拒絶するあまり、もう同じ轍は踏まないよう失敗ばかり頭の中で反芻した後遺症だろうか。それに拍車をかけて負けず嫌いな性格のせいもあるだろう。諦めることさえできず、ずるずると反省大会を一人で開催する毎日。反省会なんて生ぬるいものではない。大会なのだ。この反省大会にすら勝ち負けが存在する。自分でも呆れているが、この悪癖は息をするように勝手に頭の中で行われてしまう。そしていまだに幼少期の反省大会を行なっている。この調子で行くと、きっと死んでもなお生きていた時の反省大会を地獄の釜で茹でられながら行われていることだろう。

 実に馬鹿げている。誰もが思う「そんなこと、もうどうしようもない。」「考えたってしょうがない。」そんなこと小学校に上がる頃にはすでに気づいていた。そして誰よりもこの言葉を呪文のように、おまじないのように唱え続けてきた。多分『人類が一番使った言葉ランキング』を神様がつけているのならば、絶対上位にランクインしているだろうし、どの人間が多く使ったのかが分かるのであれば、私一人でグラフの半分を占めるだろう。そんなことはどうでもいい。

 明日の質を良くするのは明日の自分ではなく、今日の自分であることを私は最近知った。そう、毎日の繰り返しがあるから明日があるわけで、明日が今日になるわけで。明日に願いを込めすぎているのが悪いのだ。それでも明日になれば自分は生まれ変わると信じてやまないのは、不条理が横行するこの世の中で、生きていかなければならないことに対する諦めと、何者かになりたいという憧れの反復なのだろう。私の場合である。難しく言ったが結局は楽して生きたい。これだ。つらつら書いてしまったが、これを見た人を不快な気持ちにさせてしまったら申し訳ない。しかし謝るくらいなら書くなと言われてしまったらそこまでだ。胸を張って生きることがこんなにも難しいことだとは誰も教えてくれなかった。人のせいにしてしまった。日付が変わった。今日はもうここまでにしよう。頭が痛い。

最後まで読んでくださりありがとうございます。使い方を探りつつまた投稿していけたらと思います。

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