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男と女のラブですゲーム  作者: 有氏ゆず
第一話 どうやら死んでいるようです
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1-2




「はいはーい!うちの自己紹介も聞いてほしーです!」


そう言って名乗りを上げたのはどう見てもギャル。黒ギャルってやつだろうか。しかも金髪だ。


「うちはレイン!由来はぁー、確かうちの名前がレインだった気がするからでーす!」


……うん。アホっぽい。これはこれでめんどくさいタイプかもしれない。




「ほらほらー、次は青のおにーさんの番だしー!名乗っちゃってー!みたいなー?」

「ん?オレっちのことかィ?」


黒ギャルレインにつつかれて、先程まで眠っていた男が目を覚ます。しかしこの状況でよく眠れるな。マイペースというかなんというか。


「名乗っちゃってーって言われてもなァ……オレっち、記憶が無くなっちゃってんのさァ」

「それは俺達皆がそうだ。だからとりあえず仮の名前をつけて配られた名札に書いてる。アンタも持ってるだろ」

「おお、悪ィ悪ィ。じゃあてけとーに考えっから先に自己紹介しててくれィ」


やっぱり聞いてなかったのか。どんだけマイペースなんだか。




「じゃあその隣の赤い人!よろしくだしー!」

「ん?私かな?私はそうだね……ガラスちゃんとでも呼んでくれたまえよ」


ガラス?また変な名前だな。まあ本人がそう呼べと言うならそれでいいだろう。


「ガラスちゃんもめっちゃ別嬪さんやなあ」

「あなた、誰でも良いんですね」

「勿論本命はイガラシちゃんやで!」

「イガラシくんですけど」

「ねーねー、名前の由来はどーなん?」


夫婦漫才(と言ったらイガラシがキレそうだ)を繰り広げている二人を無視し、レインがガラスに聞く。


「ふむ。由来なんて考えてなかったな。パッと頭に思いついた言葉がこれだったんだ」

「へー、めっちゃいい名前じゃん!うち好きだわー」




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