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男と女のラブですゲーム  作者: 有氏ゆず
第四話 あなたは変わらないようです
23/24

4-5






……ピシッ。


ガラスにヒビが入ったような音が、頭に響き渡る。それと同時に、頭がジンジンと痛み出してきた。






「……そういう冗談はやめてくれ。笑えない」

「冗談じゃないし。うち、ずっとしょーこの親友やってきてたけど、本音はしょーこの恋人になりたかった」






……ピシピシ。


ガラスの音が止まらない。頭が痛い。止めて欲しい。でも、私は知らなきゃ。思い出さなきゃいけない。いやだ。思い出したくない。






「でもしょーこは《普通》だから。《普通》じゃないうちの想いなんか伝えられても、迷惑だろうって……だからずっと我慢してた」






……ビキッ。


先程よりも、大きな音が響く。

駄目だ、もう、止められない。






「でも、しょーこもうちと同じなんだよね?だったら……」



















「うちと恋人になって、生き返ろうよ」






……パリン。


その瞬間、呆気ない音を立てて硝子(ガラス)は割れる。









「!?しょーこ!しょーこ!目、覚まして!しょーこ!!」


最後に私を呼ぶレインの声を耳に、私は意識を手放した……。




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