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屍術医師 レインフォルト 上  作者: 御蛇村 喬
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第三十七幕 開封

 正気に引き戻された私が音の出所に視線を巡らすと、そこには倒れ伏している同僚が何本もの矢が刺さったままの状態でゆっくりと立ち上がるのが目に映った。


 同僚達がゆっくりとした足取りで歩き始め、そして柩に対し攻撃を始める。


 凄まじい音と共に揺れに荷台が襲われる


「な、なに!?何!!?」


 私は混乱しつつ声を上げる。


『安心なさい、一時的に私を攻撃対象にしてここから出る算段をしています……決して邪魔をしてはいけませんよ、でなければ貴方が死者から攻撃を受けることになる』


 男の冷静な声音が響く。


 しかし、私は冷静でいるわけにもいかなかった。

 

 武装した顔を隠した男達がこちらに向かって来ているのが見えたからだ。


「敵がきてる!!」


 私が声を上げた時、私の目前に一体の同僚の亡骸が倒れ伏す。


 その頭部は無くなっていた。


 (!!!!)


 衝撃的な光景に私が声を上げそうになった次の瞬間、血に塗れた包帯を顔に巻いた御者の顔が突然横向きになって目の前に現れる。


 あまりのことに一瞬思考停止しかけるが、私は御者の顔目掛けてパンチを繰り出す。


 体勢はうつ伏せで体重はおろか力も速さも乗っていない一撃だが、相手も体勢が悪い上に反撃を予想していなかったらしく、拳を鼻面で受けたようで手甲越しに結構な手応えが帰ってくる。


 その間にも敵が迫って来ているのを足音から感じ取る。


 御者に自分が生きていることがバレてしまったし、このままここにいたなら碌に抵抗も出来ず私は殺されてしまうだろう。


 私が荷台の下から出る覚悟を決めた時、鎖が千切れたらしい音が連続して響く。


 結果を予期して咄嗟に防御体勢を取る私の上に鎖が容赦なく降り注いだ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


教皇を治療し禁断の書庫に居た男、アーデルハイムに

"首に痣がある"

という特徴をつけさせていただきます。


このような形で要素を追加するのは非常に不本意なのですが、私の狭い視野と未熟さ故のことですのでご容赦いただけると幸いです。


本当にすみません。


今後もこの物語にお付き合いいただけると幸いに思います。


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