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「特殊依頼?」


 日課の狩りを終えギルドに戻ると受付から、依頼の話を聞く。

 

「ええ、なんでもそこそこ近い所にドラゴンが出たとか」


ドラゴン!? え、この世界ドラゴンいるの?


「その討伐のために帝都から『四芳姿(しほうし)』の一人が来たそうです」


しほうし? なにそれ。


「四芳姿というのは帝都の中でも特に強い4名に与えられる称号です。なんでも魔力操作レベルが『10』なのだとか」


は? ずるじゃん。


「お、さっき道を教えてくれたお兄さんじゃないかい」


 声をかけてきた女性を見る。ああ、なるほどこの女か。


「あたしの名前はカサンドラ、よろしくな」


 そういって彼女は、右手を差し出してきた。俺はその手を取る。


「おっ、いいねぇ。いい力強さだ」


こいつ! 子供がよくやる悪手だと思ったらギュッて握ってくるやつやってきやがった! 痛い痛い痛い!


 なんとか表情には出さず握り返す。こいつ俺より握力あるぞ。


「うん、いいねぇ。よし! あんたもドラゴン退治に協力してくれないかい?」


「は?」


いいから手を放せ。

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